ラ・リーガ・サンタンデール第11節レアル・ソシエダ対ビジャレアルの試合が現地時間29日にレアレ・アレーナで開催された。 …

ラ・リーガ・サンタンデール第11節レアル・ソシエダ対ビジャレアルの試合が現地時間29日にレアレ・アレーナで開催された。
今シーズンのリーガを引っ張る上位チーム同士の対戦。ラ・レアルは現在6連勝の首位。対するビジャレアルはリーグ7戦無敗、公式戦に至っては11試合負けなしを継続中。キーマンの一人、モイ・ゴメスが欠場したものの、久保建英は引き続きベンチスタートとなった。
試合は立ち上がりから動いた。4分、ビジャレアルは右サイドのスローインからマリオ・ガスパールがボックス内のカルロス・バッカの落としを受けてクロスを供給。ファーサイドに流れたボールに走り込んだ左SBエストゥピニャンがアリツ・エルストンドに蹴られる格好となりペナルティを獲得。このPKをジェラール・モレノがGKの逆を突いてゴール右側に蹴り込んだ。モレノはリーグ戦3戦連発。
失点後からはホームチームがボールを保持して圧力をかけ、ビジャレアルを後方に押し込んだ。20分、ソシエダに最初のビッグチャンス。左サイドのロングスローから中央に流れたボールにアンデル・バレネチェアが体を上手く反転させてボレーシュート、しかしビジャレアルGKセルヒオ・アセンホが体に当てて阻止した。
ポジション優位を作り出して押し込み続けたソシエダは、左コーナーキックを競り合ったロビン・ル・ノルマンがパウ・トーレスに腕で押さえつけられてPKを獲得。PK職人のミケル・オヤルサバルが冷静にゴール左下に沈めてスコアを振り出しに戻した。
後半はより拮抗した展開に。戦術家として知られるウナイ・エメリとイマノル・アルグアシルの両指揮官は、立ち位置を細かく修正して互いに流れを渡さない。攻守の切り替えも素早く、中盤での激しい攻防で互いに決定機を生み出せない。
後半頭から起用されたサミュエル・チュクウェゼも相手組織を崩せずにいると、エメリ監督は74分から久保を投入。久保は右サイドハーフで起用されるも、ソシエダのアルグアシル監督もすぐにナチョ・モンレアルとアドナン・ヤヌザイを投入して自軍左サイドに蓋をした。するとエメリはすかさず久保を左サイドに移して打開を図った。しかし久保にボールが入る数は少なく、守備に戻る機会も増えた。
カード9枚が出るなど激しい攻防をみせたが、結局決定打は生まれず。上位同士の闘いは1-1の痛み分けで終了した。
レアル・ソシエダ 1-1ビジャレアル
6分(PK):ジェラール・モレノ
33分(PK):ミケル・オヤルサバル