<写真・コンバージョンゴールを決める奥谷> 11月29日、宝が池球技場にて2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ戦3・4位決定戦が行われ、関学は京産大と対戦。21-28で敗北し、大学選手権出場を逃した。 大学選手権出場最後の1枠を懸けた一戦…


<写真・コンバージョンゴールを決める奥谷>

 11月29日、宝が池球技場にて2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ戦3・4位決定戦が行われ、関学は京産大と対戦。21-28で敗北し、大学選手権出場を逃した。

 大学選手権出場最後の1枠を懸けた一戦。前半は開始から関学がうまく前進するも、ペナルティが重なり、決め手を欠く展開に。それでも開始10分に、FW陣が相手ゴール付近のラインアウトからのモールで京産大を押して前進した。最後は密集状態から抜け出したSO呉(社4)がインゴールに飛び込みトライ。FB奥谷(商4)のコンバージョンゴールも決まり、7点を先制した。しかし、直後に再びペナルティを取られ京産大にゴールに迫られる。京産大もFW陣を中心に強引に中央をこじ開けようと突っ込み、関学も負けじと応戦。しかし、最後の最後でインゴールに押し込まれ、同点トライを許した。前半終了間際にも、同じような形でトライを決められ、7-14で前半を折り返した。逆転を狙いたい関学だったが、後半はラインアウトのミスや、京産大の強力なFW陣に押され流れをつかめない。後半10分にまたしても同じ形からトライを許し、7-21と苦しい展開に。それでも関学はフィールド中央のスクラムから途中出場のCTB石山(経3)が左サイドを突破し大きくゲイン。チャンスを演出すると、同20分にゴール目前からのモールで京産大を一気に押すと、最後はHO竹内(社4)がトライを決め、コンバージョンゴールも成功し再び7点差とした。このまま同点、逆転を狙いたい関学だったが、なかなか思うようにペースをつかめない。残り7分、関学ゴールまで20メートル付近でのラインアウトから京産大の選手に抜け出されると、これを止められず。一気にトライを決められ、14-28とされてしまう。関学も残り0秒から再び竹内がトライを決め、1トライ差としてラストプレーに。関学はBK陣が素早くパスを繋ぎながらゲインを重ねるも、フィールド中央付近で痛恨のノックオン。そのまま笛が鳴りノーサイドとなった。21-28で敗北し、リーグ戦4位。2年連続の大学選手権出場はならず、4年生は引退となった。

試合後のコメント

HO竹内海斗主将「まずはこのような場を設けていただいたことに感謝したい。試合としては、前半のところでFWのプレーでペナルティが出てしまったり、ラインアウトでミスがあったり、相手のFWに押された。後半に解消できた部分はあったが、自分たちの力を出しきれなかったことが敗因だと思う。先週の天理大戦でいい試合ができたが負けてしまったという悔しさがあったが、どちらかというと天理大戦の方が気持ちが入っていた部分はあった。そこは自分自身が言い切れなかった部分があったと思うし、個人個人が思いきれなかったところがあったのかなと思う」