<写真・関学勢で最高成績となった藤原・福井組> 11月29日、豊田自動織機海陽ヨットハーバーにて2020年度全日本学生ヨット個人選手権大会最終日が行われた。 1日目は約15ノットという強風の中で行われた。4レースを消化し、スナイプ級は安部(…


<写真・関学勢で最高成績となった藤原・福井組>

 11月29日、豊田自動織機海陽ヨットハーバーにて2020年度全日本学生ヨット個人選手権大会最終日が行われた。

 1日目は約15ノットという強風の中で行われた。4レースを消化し、スナイプ級は安部(法4)・森本(経3)組が第3レースを11位でフィニッシュ。総合19位につけた。一方、470級は第4レースで藤原(人3)・福井(社2)組と高菅(社1)・熊本(人1)組が一時はワンツーに躍り出た。だが、強風に煽らはれ船が転覆するアクシデントなどにより、順位を落としてフィニッシュ。藤原・福井組は総合4位につけた。迎えた2日目は、2レースを消化。朝から風が不安定な状況の中、スナイプ級は第5レースにて石川(人3)・江本(社2)組が18位でフィニッシュ。だが、他艇が続くことができなかった。迎えた最終レースでは、石田(社2)・仲倉(文3)組が13位でフィニッシュするも、レース中による反則で失格に。2日間で6レースを消化し、安部・森本組の総合22位がスナイプ級の最高順位となった。470級は第5レースで高菅・伊東(経4)組が6位、藤尾(人2)・中岡(文3)組が15位でフィニッシュと上々の滑り出し。最終レースでは、藤原・福井組が6位でフィニッシュした。470級も同じく6レースを消化し、藤原・福井組が総合7位。入賞にあと一歩届かなかった。

 次戦は12月5、6日に兵庫県新西宮ヨットハーバーにて秋季新人戦が行われる。

今大会の結果は以下の通り。

・スナイプ級

1位 早大 17点

2位 日大 26点

3位 中大 29点

22位 安部・森本組 106点

40位 石川・江本組 160点

46位 石田・仲倉組 196点

・470級

1位 同大 17点

2位 日大 26点

3位 中大 29点

7位 藤原・福井組 39点

24位 高菅・伊東・熊本組 98点

29位 藤尾・中岡組 127点

試合後のコメント

藤原達人主将「来年の8月に全日本学生個人があることを想定し、今の実力を試す気持ちで臨んだ。きのうは強風の中で、どれだけ走れるかが勝負だった。その中で、上位をキープする場面もありチャンスもあった。どの大学も転覆することが多かったが、自分たちもしてしまい、強風での走りには課題が残る。きょうは不安定な海面だったが、前を走ることができた。全員にとっていいレースになったと思う。自分自身はミスが多く、もう少し走れたと思う。上位だけではなく、1位から3位を安定して取れるようになりたい。インカレに向けて3艇がまとまって前を走る努力を練習でしていく。そして、全日本インカレで総合優勝を果たすために、両クラスでどうすれば勝てるかを考え続けていきたい」

石川航スナイプクラスリーダー「2日間しかない大会の中で、初日は重要になってくる。だが、3艇とも自分たちで負けるイメージが強くなってしまい、順位を上げることができなかった。その中で自分はスタートを狙い、実際にいいスタートを切れたことは、良かったと思う。切り替えながらレースをすることができた。現在のスナイプ級は全日本インカレで惨敗し、今回も結果を残すことができなかった。今のところ、挽回ができていない。スナイプ級の最終目標はもちろんインカレでのクラス優勝。そして、それが総合優勝につながると思う。結果を残すためには、スタートから前を走ることが大事。来週の新人戦では、勢いをつけるために優勝を目指していきたい」