<写真・前進する小寺> 11月22日、神戸ユニバー競技場にて2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ戦第3節が行われ、関学は天理大と対戦。17-43で敗北した。 勝てば大学選手権出場が確実となる一戦。前半は開始から天理大と一進一退の攻防を繰り…


<写真・前進する小寺>

 11月22日、神戸ユニバー競技場にて2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ戦第3節が行われ、関学は天理大と対戦。17-43で敗北した。

 勝てば大学選手権出場が確実となる一戦。前半は開始から天理大と一進一退の攻防を繰り広げた。開始6分に反則が重なりピンチを迎えると、徐々に押し込まれ先制トライを許した。それでも関学は、自慢のFW陣がセットプレーで強さを発揮し、徐々に流れを掴み始める。前半12分に天理大のハンドからペナルティゴールを獲得し、FB奥谷(商4)がきっちり決め3点を返した。同26分には、PR小寺(教4)がタックルを跳ね除け突破。さらにCTB徳岡(社3)が左に展開しチャンスを広げると、最後は途中出場のSH坂原(法2)がインゴールに飛び込み逆転のトライを決めた。波に乗った関学は、残り5分で奥谷が華麗なステップで中央を突破。一気にゴール付近まで駆け込むと、パスを受けたCTB塩谷(経3)がタックルを受けながらもトライ。終了間際にトライを決められピンチが続くも、これを耐え凌ぎ17-14でリードして前半を折り返した。さらに得点を重ねたい関学だったが、後半は開始からミスや反則が目立ち始め、天理大ペースに。何度もゴール前に迫られ苦しい時間が続いた。後半17分には、FL上條(経4)がシンビンとなり10分間の退場に。1人少ない関学は天理大の猛攻を止められず、立て続けにトライを許してしまう。終盤も天理大のスピードとパワーに翻弄され、10分間で3つのトライを決められた。関学は後半にまさかの無得点で終わり、17-43で敗北。ODDリーグ2位となり、大学選手権出場は、次戦の順位決定戦に持ち越された。

  次戦は11月29日、宝が池競技場にてリーグ戦3・4位順位決定戦が行われ、関学は京産大と対戦する。

試合後のコメント

小樋山樹監督「まずは、このような試合の場を設けてくださった関係者の皆様に感謝したい。今日の試合は、天理大という強いチームに対して、『勝てるかな』ではなく、『本当に勝つんだ』という思いで臨んだ。80分間、点差としては少し開いてしまったが、1つのミスの大事さに気づけた良い試合だったと思う。大学選手権に出て、天理大にリベンジするためにも、来週必ず勝ちたい」

HO竹内海斗主将(社4)「正直悔しい気持ちがいっぱいで言葉が出ない。チームとして日本一を目標に掲げている中で、天理大に勝たないと目標には届かない。試合に関しては、『惜しい試合はいらない。絶対に勝ち切る』と言って臨んだが、ちょっとしたミスから相手のタックルに飲まれてしまった。来週の大学選手権をかけた試合に勝って、大学選手権で天理大を倒して日本一になりたい」