<写真・今試合、初スタメンとなった渡邉颯> 11月21日、ヤンマーフィールド長居にて第98回関西学生サッカーリーグ第11節が行われた。関学は大体大と対戦。0-0で引き分けた。 現在、4試合を未消化ながら勝ち点が13と全国大会出場が危うい関学…


<写真・今試合、初スタメンとなった渡邉颯>

 11月21日、ヤンマーフィールド長居にて第98回関西学生サッカーリーグ第11節が行われた。関学は大体大と対戦。0-0で引き分けた。

 現在、4試合を未消化ながら勝ち点が13と全国大会出場が危うい関学。一方で本日の試合から4連勝すると優勝を奪取できるという状況の中、暫定1位の大体大と戦った。試合開始直後、相手にフリーキックを与えるも、GK馬場(社4)がキャッチし、失点を防いだ。前半3分には、FW木村勇大(社2)が右コーナーキックを獲得すると、キッカーはFW山見(法3)。ゴール前にボールを上げるも、相手のヘディングでクリアされてしまう。同12分には山見が単独で駆け上がりシュートを放つも、キーパーに弾かれた。そこに、本日初スタメンとなったFW渡邉颯(経1)がこぼれ球に素早く反応するも、ゴールネットは揺らすことができず。同37分には、相手に前線へ切り込まれシュートを放たれるが、枠外へ。両者一歩も譲らない展開が続き、0-0で試合を折り返した。流れを引き寄せたい関学は後半2分にコーナーキックを獲得。混線から飛び出したボールはバーに直撃するも、得点にはならなかった。その後、同11分には山見がフリーキックを獲得し直接ゴールを狙うも、相手キーパーが阻止。続く同16分には右サイドから相手に強烈なシュートを食らうも、ゴールは許さず。同22分には、途中出場のMF渡邉裕(商3)がゴール前までボールをつなぐも、相手の手堅い守備に跳ね返された。その後は徐々に相手にペースを握られた。同41分には相手にシュートを放たれるも、DF小林(商3)が体を張ってクリア。同45+3分には最後の攻撃のチャンスとなるコーナーキックを獲得するが、得点には結びつかず。最後まで粘ったが、0-0。王者大体大を相手に勝ち点を分けた。なお、本日の試合結果により、大体大のリーグ戦優勝が決定。関学は全国大会出場を賭け、3連勝を目指す。

試合後のコメント

藤井敦仁ゲームキャプテン(社4)「今試合は、リーグが始まって1番みんなの魂がこもった試合だったと思う。最後まで集中力を欠かすことなく、終えられた。さらに、ポジティブな声かけを意識し、誰1人下を向かずに最後まで戦い続けた。また、守備はこれまでの1週間でみんなで強化し、組み立て方を共通理解した上で臨むことができ、無失点で終わることができた。だが、攻撃面に関しては大体大は球際のプレーまで粘ってくる。自分たちはそこまでの基準で練習からできていなかった。その分、プレーの基準を高めていきたい。きょうは全国大会の出場権獲得、さらに関西第1代表として出場するためにも勝ち切りたかった試合。だが、勝利とはならなかった。次戦からも簡単に勝てる試合ではない。そのため、きょうの試合で満足せず、次の1週間でさらに高めていく」