マンチェスター・ユナイテッドは21日、プレミアリーグ第9節でWBAと対戦し、1-0で勝利した。 前節、3試合ぶりの勝利を飾った14位ユナイテッドが、開幕から勝利のない18位WBAをホームに迎えた一戦。ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL…

マンチェスター・ユナイテッドは21日、プレミアリーグ第9節でWBAと対戦し、1-0で勝利した。

前節、3試合ぶりの勝利を飾った14位ユナイテッドが、開幕から勝利のない18位WBAをホームに迎えた一戦。ミッドウィークにヨーロッパリーグ(EL)を控えるユナイテッドは、最前線にマルシャルを据えた[4-2-3-1]の布陣を採用し、2列目は右からマタ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード、ボランチにはマティッチとフレッジを起用した。

[5-4-1]の分厚い守備ブロックを形成するWBAに対して、ユナイテッドは開始早々にチャンスを迎える。2分、ボックス右横で獲得したFKからマタがクロスを供給すると、ニアのマルシャルがヘッドで合わせたが、これは相手GKの好反応を見せ弾き出す。

ボールの主導権を握るユナイテッドは、16分にも中盤でパスカットしたマグワイアがカウンターで持ち上がると、左サイドに展開。これを受けたラッシュフォードの折り返しをボックス内のブルーノ・フェルナンデスが落とすと、最後はマルシャルがダイレクトシュートで狙ったが、これも相手GKの好セーブに阻まれた。

ユナイテッドはハーフタイムにかけても何度かアタッキングサードまでボールを運んだが、そこからの連携や精度に問題があり、なかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めず。前半はゴールレスで終了した。

迎えた後半、開始早々にユナイテッドはピンチを迎える。46分、ボックス右から侵入したグラントの折り返しをボックス中央で受けたギャラガーをブルーノ・フェルナンデスが倒すと、主審はPKを宣告。しかし、VARによる検証の結果、ブルーノ・フェルナンデスのタックルはボールに向かっていたと判定され、PKは取り消された。

VARでピンチを脱したユナイテッドは49分、ラッシュフォードがボックス左手前から強烈なミドルシュートでWBAゴールを脅かすと、53分にはマタの左クロスがファーロングのハンドを誘いPKを獲得。

ブルーノ・フェルナンデスのPKは完璧にコースを読んだGKジョンストンのビッグセーブに阻まれたが、キックの際にゴールラインに足がかかっていなかったとの判定で蹴り直しに。蹴り直しとなったPKはブルーノ・フェルナンデスがゴール左にきっちりと決めた。

先制したユナイテッドは、62分にマタを下げてカバーニを投入。すると67分、ボックス右から侵入したブルーノ・フェルナンデスの折り返しをゴールエリア左で受けたラッシュフォードが決定機を迎えたが、シュートは相手GKの好セーブ。71分にも右CKからファーサイドのマグワイアがゴールを脅かしたが、これもGKジョンストンのビッグセーブに阻まれた。

その後も何度かWBAゴールに迫ったユナイテッドだが、最後まで追加点は奪えず。ブルーノ・フェルナンデスのPK弾で勝利したユナイテッドは、5試合目にして今季リーグ戦ホーム初勝利を飾った。