来年夏に開催予定のユーロ2020。強豪ひしめくヨーロッパの中のNo.1を決めるこの大会では、ワールドカップ(W杯)に勝るとも劣らないハイレベルな戦いが繰り広げられる。 12日の予選プレーオフ決勝では、6大会ぶりの本戦出場となるスコットラン…

来年夏に開催予定のユーロ2020。強豪ひしめくヨーロッパの中のNo.1を決めるこの大会では、ワールドカップ(W杯)に勝るとも劣らないハイレベルな戦いが繰り広げられる。

12日の予選プレーオフ決勝では、6大会ぶりの本戦出場となるスコットランド代表や史上初の主要国際大会出場となるマケドニア代表など、最後の4枠が確定し、出場24カ国が出揃った。

しかし、出場権を掴み取ったチームがあれば、出場を逃したチームもいる。クラブレベルでは世界最高峰の活躍を見せる数多くの選手たちが、大舞台で脚光を浴びるチャンスを逃している。

『Transfer Markt』は、「ユーロ2020出場を逃した最も市場価値の高い選手トップ30」を紹介。目覚ましい活躍を続けるあの神童や世界最高峰の守護神などがランクインした。

ランキングには、市場価値3000万ユーロ(約37億円)以上の選手が7名も入るなど、ワールドクラスの選手が多数入っている。特にスペイン、スウェーデンと予選同組となり、惜しくも本戦出場を逃したノルウェーのエースで、ドルトムントの“神童”アーリング・ハーランドとレアル・マドリーの“神童”マルティン・ウーデゴールが、それぞれトップ5に入るなど、ノルウェー代表は黄金世代の到来を感じさせる結果となった。

また、多くのタレントが揃うバルカン諸国からも、ラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ、バルセロナのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチら、世界的名手たちの名も見られた。

そんな注目選手たちを押しのけ、市場価値で1位に選ばれているのが、アトレティコ・マドリーの絶対的守護神である、スロベニア代表GKヤン・オブラクとなった。

ヨーロッパの中では、サッカー後進国とされるスロベニアは、2010年の南アフリカW杯以来、主要国際大会とは無縁の状態が長く続いている。

来年のユーロ2020では、彼らの雄姿を観ることはできないが、2年後に迫った2022年のカタールW杯での健闘に期待だ。

◆ユーロ2020出場を逃した最も市場価値の高い選手トップ30

1位:ヤン・オブラク(スロベニア/アトレティコ・マドリー):約111億1000万円

2位:アーリング・ハーランド(ノルウェー/ドルトムント):約98億8000万円

3位:セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(セルビア/ラツィオ):約80億円

4位:ミラレム・ピャニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バルセロナ):約61億7000万円

5位:マルティン・ウーデゴール(ノルウェー/レアル・マドリー):約55億6000万円

6位:フィリップ・コスティッチ(セルビア/フランクフルト):約39億5000万円

7位:コスタス・マノラス(ギリシャ/ナポリ):約39億5000万円

8位:ニコラ・ミレンコビッチ(セルビア/フィオレンティーナ):約34億6000万円

9位:マラシュ・クンブラ(アルバニア/ローマ):約30億9000万円

10位:ルカ・ヨビッチ(セルビア/レアル・マドリー):約30億9000万円