フェラン・トーレスはスペインサッカー界の大きな期待だ。20歳にしてマンチェスター・シティとスペイン代表の両方で素晴らしい…

フェラン・トーレスはスペインサッカー界の大きな期待だ。20歳にしてマンチェスター・シティとスペイン代表の両方で素晴らしいシーズンのスタートを切った。ドイツ戦での”ハットトリック”がさらに弾みとなり、その躍進ぶりから21歳以下の最優秀選手を決める”Golden Boy 2020”を争う候補の一人となっている。フェランはすでに開花しており、バルサはフェランを所有する黄金のチャンスを失った。
バルサには彼との契約のチャンスが2回あった。同選手がバレンシアから800万ユーロ(約10億円)で移籍できるオプションを持っていた2017年の1度目。その後、レアル・マドリーからも指名されていた同選手は、バレンシアでの自身の成長のプロセスを継続することを選んだ。
■トーレス、2度目のチャンス
2度目は今年の夏だった。この機会にトーレスは、クラブの恐ろしい不安定さに直面し、メスタージャを去る決断をした。同選手の契約は2021年までであり、移籍金が発生したが、Covid-19のパンデミックによる危機の最中であっても、ヨーロッパのビッククラブにとっては手頃な価格だった。今回バルサもレアル・マドリーも経済的困難を前に、同選手への入札を行わなかった。そしてフェランはプレミアリーグに照準を合わせたのだった。
マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドが同選手を巡って争い、シティがその勝負に勝った。スポーツ的にも経済的にもオファーは非常に価値のあるものだった。ペップ・グアルディオラは個人的にフェランに電話をかけ、完全に納得させた。 さらに、バレンシアは彼の移籍金を最大3500万ユーロ(約43億円。固定2300万ユーロ(約28億円)+ボーナス1200万ユーロ(約15億円)まで受け取る可能性があるという。フェランの実質的な価値ははるかに高いため、シティにとっては絶好の獲得チャンスだった。フェランには契約が残り1年しかなく、翌年の夏にフリーでクラブを去ることができたため、バレンシアはこれを受け入れた。
■ルチョからペップへの祝福
フェランは2025年までサインし、ルイス・エンリケもその移籍についてペップ・グアルディオラへ祝福を送った。代表監督はバレンシアのチームに所属していた頃から、また、U-17とU-19のヨーロッパチャンピオンになったアンダー世代の頃から、この選手を非常によく観察していた。
ルチョは迷わず代表監督としての二度目のスタートに彼にチャンスを与えた。フェランはルチョの革命の柱となる選手の一人であり、彼のパフォーマンスは目を見張るものだった。ドイツ戦では歴史的なハットトリックを記録し、7試合で4ゴール。2001年のマイケル・オーウェン以来、ドイツ相手に1試合で3ゴールを挙げた選手はいなかった。
同選手は現在、センターフォワードとしてプレーする機会を与えられたグアルディオラ監督のもとで学び続けるつもりでシティに戻っており、すでに公式戦ではチャンピオンズリーグで3ゴール、リーグカップで1ゴールの計4ゴールを挙げている。
■ホアキンとクリスティアーノ・ロナウド
代表ではフェランは右サイドハーフとしての地位を確立している。強くて、速い、そしていいシュートを持っている彼の現代フットボーラー型の特徴はルイス・エンリケの大好物である。逆サイドでもプレーできるが、右サイドでのプレーが代表に多くを与えるだろう。ホアキン・サンチェスは、クリスティアーノ・ロナウドと同様に、彼の参考の一つである。パワフルで、多才で、非常に野心的なサッカー選手である。すでに国際的なシーンに姿を現したこのスターに加わる特徴である。