東京六大学対抗戦が開幕。今試合の相手は3部リーグに所属する慶大。2部リーグに所属する明大にとっては負けられない相手だ。試合は序盤から主導権を握り、その後も攻撃の手を緩めることなく得点を重ねていく。トリプルスコアで相手を圧倒し、今大会初勝利…
東京六大学対抗戦が開幕。今試合の相手は3部リーグに所属する慶大。2部リーグに所属する明大にとっては負けられない相手だ。試合は序盤から主導権を握り、その後も攻撃の手を緩めることなく得点を重ねていく。トリプルスコアで相手を圧倒し、今大会初勝利となった。
◆11・14〜11・15 第38回東京六大学対抗戦
▼11・15 対慶大戦(亀有中学校)
◯明大105{29―15、27―11、26―13、20―4}43慶大
スターターはG稲葉窓華(政経4=下妻第一)、G沖咲月(文1=埼玉栄)、F佐藤美玲(文2=安城学園)、C洲崎志織主将(理工4=正智深谷)、C横田ゆき(法2=市ヶ尾)。
攻守で力の差を見せつけた。第1クオーター(Q)から、洲崎主将、西来美(理工3=鵬学園)の上級生を中心にシュートが決まり、序盤からリードを奪う展開に。その後の第2Qでも、沖が終盤に3Pシュートを決めるなど、テンポ良く得点を重ねていき、56ー26とリードを保ったまま前半を折り返す。後半になっても勢いは止まらない。第3Qでは、4年生が全員出場し26得点を挙げるなど、最上級生がプレーで魅せる。
ディフェンスも光った。「相手がやりたいことをやらせないことはできた」(西)と、第4Qでの失点はわずか4点。相手に攻撃の糸口を見出させない。終盤まで攻守に勢いを止めなかった明大。105―39と今季初のトリプルスコアで、試合を終えた。
「練習では自分の直すべき点を教えてくれる一方で、バスケでない部分ではとても仲良くしてくれる優しい先輩」(鶴瀬)、「4年生の存在は大きい」(佐藤)と慕われる4年生も今大会が終われば、引退となる。「最後には笑って終わって欲しい」(佐藤)。最終戦は勝っても負けても全員が笑顔で終われるような締めくくりにしたい。
[宮本果林]
試合後のコメント
西
――今試合に向けての意気込みはいかがですか。
「六大学対抗戦が4年生最後の試合なので楽しむことと、自分のプレーができるように意識してやりたいです」
――4年生への思いはありますか。
「自分が3年間ずっと一緒にやってきたから、このメンバーで一緒にやるのは今日と来週で最後なので、楽しんでやりたいです」
佐藤
――4年生が引退してしまいますがどのように送り出したいですか。
「笑って終わってほしいなと思います。負けるとか勝つとか分かりませんが、勝って4年生のやりたいプレーをして気持ちよく終わってほしいです。」
――今年のチームはうまく噛み合いましたか。
「4年生を中心にいろんな部分を受け入れてくれて、入りやすい空気を作ってくれて、今回のリーグ戦で勝てたのも臨機応変に対応できたからだと思います。しっかり声を出してくれて、対戦相手ごとにアドバイスくれて、それで自分たちがそこに共通意識ができて、みんなで勝てたのは大きかったです。やっぱり4年生の存在は大きいです」
鶴瀬
――今日のプレイタイムが長かったですが自分としてはどのようにプレーできましたか。
「ベンチからだとよくコートが見えるのですが、実際にコートに立つと視野が狭くなってあまり周りが見えなくなってしまったので、コートでプレーしている時も全体を見ることができるように頑張りたいです」