アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさんに、11月15日に阪神競馬場で…
アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさんに、11月15日に阪神競馬場で開催される3歳以上牝馬の戦い・GⅠエリザベス女王杯(芝2200m)について展望を聞いた。

競馬番組などで活躍する横山ルリカさん
まず今年のエリザベス女王杯のポイントは、例年の京都競馬場ではなく阪神競馬場で開催される点ではないでしょうか。阪神に変わったことで、パフォーマンスが上がる馬もきっといると思います。そのため、いろいろ調べてきた例年の京都開催のデータがあてになりませんね。
例えば、このレースはリピーターの好成績が顕著で、GⅡ府中牝馬S(東京/芝1800m)組のワンツーフィニッシュが過去10年で5回もあるというデータがあるのですが、コースが変わってしまうので......(苦笑)。
ただし、年齢的なデータは競馬場が変わっても共通すると思います。過去のエリザベス女王杯では、4歳馬が一番強くて、それから3歳、5歳という順になっています。
昨年優勝して連覇を狙うラッキーライラック(牝5歳)は、以前は先行して抜け出す感じの走りだったですが、去年のレースではインから差した勝利でした。そこからひと皮剥けた印象で、その後の香港ヴァーズ(沙田/芝2400m)やGⅠ大阪杯(阪神/芝2000m)で強さを見せ、良馬場の阪神に変わること自体はむしろいいのではないかと思います。

エリザベス女王杯を展望する横山さん
ただ、鉄板の「アタマ」なのかと聞かれると難しいところ。それはラッキーライラックがエリザベス女王杯であまり勝っていない5歳であるということ、また、1番人気の重賞では2018年のGⅡチューリップ賞(阪神/芝1600m)以降勝っていないという点です。
今のラッキーライラックは、強い馬を目標にして最後にシュッと差すのが一番やりやすい競馬で、逆にマークされてしまうと最後に甘くなる傾向があると思うんです。今回、クリストフ・ルメール騎手に乗り替わって、昨年のような強い競馬をしてくれそうで楽しみな面もある一方、もしかするともうピークを越えていて、パフォーマンスを発揮できないかもしれないと考えると、やはり「これ!」とは言い切れず今のところは、「有力な軸候補」という感じです。
このところのレースでは、(GⅠ秋華賞の)デアリングタクト、(GⅠ菊花賞の)コントレイル、(GⅠ天皇賞・秋の)アーモンドアイと、どのように予想してもこれだと思える本命・軸馬がいましたが、それと比較すると、今回は難しいですね。
同じく5歳ですが、こちらは前走を見て上昇・覚醒していると思うのが、センテリュオ(牝5歳)です。牡馬混合の2000m以上の重賞で活躍している馬が、エリザベス女王杯でも活躍している傾向があります。前走のGⅡオールカマー(中山/芝2200m)は今レースのたたき台だと思っていたので、強い競馬でいい相手に勝った事実は侮れません。
また、小回りの適性もあるようにも感じます。距離の2200mは一度4着で敗れていますが、それが去年のエリザベス女王杯で0秒3の差。「持ち時計」もありますし、京都から阪神に変わるのはプラス。勢いのあるディープインパクト産駒である点も"買い"で、意外とアタマまであるかもしれないと思っています。2015年に勝ったマリアライトを彷彿とさせますね。
それから4歳馬。エスポワール(牝4歳)は今回、武豊騎手が騎乗で阪神の小回り適性もありそうです。また、2枠(3番・4番)に入ったら、阪神開催でもデータ的に複勝回収率がいいので、4歳馬と2枠馬は買うつもりです。
府中牝馬S組については、反動が気になるところですが、サムシングジャスト(牝4歳)は前走重馬場で3着。まだまだ底も見えていないですし、人気よりも実力はありそうなので押さえたいです。
ラヴズオンリーユー(牝4歳)については、府中牝馬Sは完全に叩き台で、しかも合うとは思えない重馬場だったので度外視しています。どうも今年は、ドバイ遠征やその後の成績からも、実力で負けているというよりは調子や適性が合っていなかった感じで、敗因に説明がつきます。阪神は内回りの2000mで2戦して1勝、2着1回で、コースも合う気がします。
データ的には、ローテーションは府中牝馬S、秋華賞(京都/芝2000m)、オールカマーが主体ですが、人気になっている馬がそうではないので、荒れる要素かなと思っています。
ノームコア(牝5歳)はいろんな距離を走っていますが、クロノジェネシス(牝4歳)の姉ですから血統的に2000〜2200mに適性があると思うので、距離については心配していません。コースも小回りでも問題ない。横山典弘騎手の進言で出走した前走8月のGⅡ札幌記念(札幌/芝2000m)で勝っていますし、むしろいいと考えています。輸送だけが問題だと思います。
阪神がいいという点では、ウインマイティー(牝3歳)も注目ですね。阪神で実績があり(4月の忘れな草賞で優勝)、叩いて調子を上げそうなタイプなので、今秋3走目ということもいいと思います。多分人気もすごく落ちるはずなので穴で面白いです。
3歳馬の場合、GⅠオークス(東京/芝2400m)で実績がある馬が上位に入る傾向があります。出走馬の中ではウインマリリン(牝3歳)が最上位の2着、ウインマイティーが3着。ただ、(オークス4着の)リアアメリア(牝3歳)は左回りのほうがいい馬ということもあり、右回りの今回はあまり重くは見ていません。ソフトフルート(牝3歳)はオークスに出ていなかった「上がり馬」なので、このデータの対象ではないけれど、後ろ過ぎない位置からなら突っ込んで来そうな予感もします。
今年の府中牝馬S組では、レースを制したサラキア(牝5歳)は昨年のエリザベス女王杯で6着。確実に能力は上がっていますが、2000m以上の距離と、前走の重馬場を激走した後の体調は気がかりです。2着のシャドウディーヴァ(牝4歳)も左回りのほうがいいのかなと見ています。
むしろ、同じ厩舎のもう1頭のウラヌスチャーム(牝5歳)のほうが適性も「持ち時計」もありますし、斎藤誠調教師と斎藤新騎手の親子で臨むというのも注目です。特に斎藤騎手は、今年ラブカンプー(牝5歳)に騎乗したGⅢCBC賞(阪神/芝1200m)で思い切った逃げで大穴を開けました。末脚の切れる馬ではないウラヌスチャームは手が合いそうです。
レース前ギリギリまで悩んで、ラッキーライラック、センテリュオ、ラヴズオンリーユーの3頭の中から本命を選びたいと思います。絶対に外せないのがノームコアです。そのほかは、ここまで挙げた馬から選ぼうと思っています。
【profile】
横山ルリカ(よこやま・るりか)
1991年9月27日生まれ。神奈川県出身。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。現在、「めざましテレビ」(フジテレビ系)のリポーターや「競馬予想TV!」(CS・フジテレビONE)のアシスタントとして出演。今夏の競馬シーズンの「KEIBAプレミア」(UHB)MCも務めた。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、20年4月からはTOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜日15時〜生放送)にレギュラー出演中。