近年のポルトガル代表チームには、才能ある若手選手が溢れている。そのうちの一人である、ウォルバーハンプトン所属のFWペドロ・ネトは、11日に行われたアンドラとの親善試合で代表デビューを飾り、7-0で勝利した試合のゴールラッシュの口火を切る得点…

近年のポルトガル代表チームには、才能ある若手選手が溢れている。そのうちの一人である、ウォルバーハンプトン所属のFWペドロ・ネトは、11日に行われたアンドラとの親善試合で代表デビューを飾り、7-0で勝利した試合のゴールラッシュの口火を切る得点をマークした。
今年6月までFCポルトのコンデョショニングコーチを務めたテルモ・ソウザは、同選手が時にレオ・メッシを彷彿とさせるような「才能を持って生まれてきた」選手だと考えている。
エスタディオ・ダ・ルスでの試合で代表初キャップを記録したネトは、2000年代出身の選手(2000年3月9日生)としてポルトガル代表でプレーした最初の選手となった。
メッシと同じ左利きで小柄なペドロ・ネトは、選ばれし才能の持ち主なのか。「どんな局面でも物怖じしない。彼には天性の才能があり、例えば偉大なピアニストのように、その才能を持って生まれてきたのだ」とソウザはポルトガルの通信社『Lusa』で明らかにし、ウルブスの選手がA代表に到着したことを誇りに思っている。
「ペドロは個人のテクニックで幼い頃から目立っていた。背が低いことなど関係なく、常に自分のレベル以上のプレーをしていた。彼は非常に知的な子で、ストリートプレーヤーとしてはまだまだだが、反骨精神旺盛で、ドリブルの能力もあり、素晴らしい」とテルモ・ソウザは続けた。
9月にポルトガル北部にあるクラブ、ヴィアナ・ド・カステロのテクニカルディレクターに就任したソウザは、ネトのアンドラ代表戦でのゴールをレオ・メッシのルーティーンストライクと比較した。「メッシのように信じられないほど落ち着いていた。ボールを奪い、周りを出し抜き、ゴールキーパーの上にボールを送り、ゴールを決めた」
ソウザは、ネトが非常に競争力のある選手であることを付け加えている。「品質だけではなく、非常に競争力のある若者であることも特徴だ。彼は失うことを恐れず、チャレンジしている」
テルモ・ソウザは、スポルティングCPの最年少カテゴリーのクラブ、Perspectiva em Jogoでペドロ・ネトのコーチをしていた。ネトは同クラブで3シーズンプレーし、2013年にスポルティング・ブラガに移籍した。
実は、ネトはバルサのFWフランシスコ・トリンカンと旧知の仲でもある。2人ともヴィアナ・ド・カステロでサッカーを始め、2016/17シーズンにスポルティング・ブラガBでコンビを組んだ。
20歳という若さにもかかわらず、ペドロ・ネトは、ブラガ、ラツィオ、ウルブスという欧州メインリーグで経験を積んでいる。監督ヌーノ・エスピリト・サントの指導の下、ネトはポルトガルサッカー界で最も有望な選手の一人になりつつある。昨季は44試合に出場して5得点5アシストを記録し、今季はすでに9試合に出場して1得点2アシストを記録している。