テニスの男子ダブルスで通算20回優勝しているラジーブ・ラム(アメリカ)は…
テニスの男子ダブルスで通算20回優勝しているラジーブ・ラム(アメリカ)は、昨年膵臓がんで父を亡くした。ラムは父との想い出や、亡くなった時の気持ちについて語った。ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。【実際の動画】58回目にしてラムが手にした栄冠
ノア・ルビン(アメリカ)の展開する、テニス選手たちが正直な心情を綴るウェブサイト「Behind the Racquet」に、ラムは「父は2019年4月に亡くなった。2018年の“全豪オープン”から帰ってきた日に、僕は父が膵臓がんと診断されたことを知った。僕は一人っ子で、父ととても仲が良かった。テニスを強制されたことはなく、僕のテニスは父の心の中で特別な場所を占めていて、僕がプロになった時、父はそれを誇りに思ってくれた」と書いた。
「2019年の“全豪オープン”の混合ダブルスで、僕は初めてグランドスラムで優勝した。父は起きていられるぐらい調子が良くて、見ていてくれた。父はいつも僕がグランドスラムで優勝するのを見たいと言っていて、その瞬間を分け合うことができて幸運だった」
一方で父親ががんであると分かってからは、テニスはそれまでほど重要ではなくなった、ともラムは綴っている。
「父ががんと診断されてからは、テニスはそれまでほど重要ではなくなった。亡くなった時は、複雑な気持ちだった。僕は心の底から動揺し、悲しみと怒りと失望を感じた。でも同時にほっとした…父のあの苦しみはもう終わったのだ。あの奇妙な気持ちを僕は忘れないだろう」
そして2020年の「全豪オープン」で、ラムはパートナーのジョー・ソールズベリー(イギリス)と共に、35歳にして初めてグランドスラムの男子ダブルスでの栄冠を手にした。
「プロ生活16年、グランドスラム男子ダブルス出場58大会目、2020年“全豪オープン”で初めてのグランドスラム男子ダブルスのタイトルを獲得した。58回、トライしたのだ。そして僕の名前はグランドスラムのトロフィーに刻まれ、ずっと残る」
ラムとソールズベリーのペアは現在ダブルスランキング2位で、11月15日に始まるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15日~22日/室内ハードコート)に出場する。
(テニスデイリー編集部)
※写真は2020年「全仏オープン」でのソールズベリー(左)とラム(右)
(Photo by Julian Finney/Getty Images)