ローマは10日、クラブのレジェンドである元イタリア代表FWのディノ・ダ・コスタ氏(享年89)の死去を明かした。 ブラジル…

ローマは10日、クラブのレジェンドである元イタリア代表FWのディノ・ダ・コスタ氏(享年89)の死去を明かした。

ブラジル出身のダ・コスタ氏は、キャリアをスタートしたボタフォゴのヨーロッパ遠征の際にローマの関心を集め1955年に加入。当時のルールではイタリア人以外の選手がリーグ戦でプレーすることは禁じられていたが、イタリアにルーツを持っていたことで、プレー許可が下りて後にはイタリア代表にも選出されていた。

ローマでは1956-57シーズンにセリエA22ゴールを挙げる活躍をみせ、得点王を獲得。センターフォワードが本職ではなかったものの、卓越したテクニックとパワフルなシュート、空中戦の強さを武器に、ローマ歴代10位となる通算79ゴールを挙げていた。

なお、宿敵ラツィオとのデルビーで通算12ゴールを記録したことでも知られる同氏は、ファルカン、アウダイール、カフーら過去にクラブで活躍したブラジル出身選手の先駆けとなっていた。

また、ローマ退団後はアタランタやユベントス、ヴェローナでも活躍していた。