女子ワールドカップ<11月8~10日/中国・威海> 大会2日日の11月9日、女子シングルス1回戦で東京五輪代表の伊藤美誠(スターツ/世界ランク2位)がチョン・ジヒ(韓国/同16位)をゲームカウント4-1で破り、準々決勝進出を果たした。



2019年T2ダイヤモンド・シンガポール大会で伊藤が4-1で勝利して以来の対戦。伊藤のカタールオープン以来8ヶ月ぶりとなる実戦に注目が集まった。

第1ゲームは3-4の場面でチョンのスマッシュを、伊藤が後陣からのカウンタースマッシュではね返す離れ業を見せるも、3球目攻撃を勢いよく決めるチョンに押されて6-11で先制されるが、第2ゲームは7-7からバックハンドを2発打ち抜いた伊藤が11-7で取り返す。

第3ゲームは動いてフォアを打つチョンに対し、伊藤が回転のわかりづらい巻き込みサーブから優勢を築いて11-7で連取し、第4ゲームは伊藤が7-10からバックハンドと下回転サーブでのエースで追いつき、そのまま13-11でここも取る。

第5ゲームも伊藤の巻き込みサーブの回転をチョンが多く見誤り、さらに台から離されても崩れない伊藤が、最後は3球目バックハンドを豪快に決めて勝利した。

伊藤は試合後のインタビューで、「すごく久しぶりの大会で、まず目の前の一回戦をしっかり勝つことができてうれしいです」と語った。

渡航後の隔離を経て臨んだW杯の初戦、伊藤が幸先よく初戦を飾った。


【女子ワールドカップ】
<女子シングルス1回戦>
伊藤美誠 4-1 チョン・ジヒ
6-11/11-7/11-7/13-11/11-7