現地31日の「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月2…
現地31日の「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月26日~11月1日/室内ハードコート)大会6日目。男子シングルス準決勝で、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が、世界111位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。ルブレフが6-4、4-1とリードしたところでアンダーソンが途中棄権した。【実際の映像】棄権したアンダーソンへ、優しく対応するルブレフ
ルブレフは今シーズン絶好調。既に1月の「ATP250 ドーハ」と「ATP250 アデレード」、9月の「ATP500 ハンブルク」、10月の「ATP500 サンクトペテルブルク」と、ツアー中断期間がありながら、4個のタイトルを獲得。
今大会では4試合すべてストレートで勝利し、合計28度のサービスゲームで1度もブレークされていない。タイトル数はノバク・ジョコビッチ(セルビア)と並んで今シーズン最多タイとなっていたが、これで5個目のタイトルへ王手をかけた。
一方のアンダーソンは怪我でランキングを落としたため現在は世界111位だが、グランドスラムで2度の準優勝経験を持つ元世界5位。第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を破るなどし、今大会終了後はトップ100へ復帰することが決まっている。
この試合もルブレフが先行し、最終的にはアンダーソンは右足の怪我で途中棄権を選択した。
ATP(男子プロテニス協会)によると、ルブレフは「何故こんなに上手くいっているのかわからないよ。僕の周りには、素晴らしいチーム、素晴らしい友人がいて、いつも応援してくれているし、それが良いプレーをしている理由かもしれないね」と語っている。
「失うものは何もないと思ってここに来たんだ。既に良いシーズンを過ごしている。だから楽しんでベストを尽くし、すべてのポイントと試合を戦うためにここに来たんだ。それで今決勝へ進出している。明日も同じように考えて、どうなるか見てみたい」
勝利したルブレフは決勝で世界42位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦する。ソネゴは準々決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を、準決勝では世界33位のダニエル・エバンズ(イギリス)を破っての勝ち上がり。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP500 ウィーン」でのルブレフ
(Photo by Thomas Kronsteiner/Getty Images)