元トップ10プレーヤーのキャシー・リナルディ(アメリカ)が、アメリカ・フェドカップチームの新監督になることが決まった。 全米テニス協会はリナルディがメアリー・ジョー・フェルナンデスの跡を継いでアメリカ・フェド杯チームの新監督になると発表…

 元トップ10プレーヤーのキャシー・リナルディ(アメリカ)が、アメリカ・フェドカップチームの新監督になることが決まった。

 全米テニス協会はリナルディがメアリー・ジョー・フェルナンデスの跡を継いでアメリカ・フェド杯チームの新監督になると発表した。フェルナンデスは8年監督を務めたのち、先の10月に退任していた。

 リナルディは、WTAのシーズンとオフシーズンの間、アメリカ人プレーヤーたちとともにより密に働きながら任務をこなすことになる。彼女は同時に、USTAのテニスプレーヤー・プログラムでも働くことになる。

 リナルディは、すでにUSTAのテニスプレーヤー・プログラムに関与し、トップ100入りを目指すアメリカの女子プレーヤーたちを助けてきた。彼女はコーチとして2012と2014年に16歳以下のジュニアフェドカップ・タイトル獲得に貢献している。

 1980年代と90年代の選手時代に、シングルスで世界7位、ダブルスで13位まで至ったことのあるリナルディは、1985年にウィンブルドン準決勝に進出。そのほか4つのグランドスラム大会のダブルスで準決勝に進んだ経歴を持つ。また、1981年当時、彼女が14歳だったときにウィンブルドン本戦で勝利を挙げた最年少プレーヤーとなった。

 フェドカップ監督としてのリナルディのデビュー戦は、2月のフェド杯ワールドグループ1回戦「アメリカ対ドイツ戦」で、遠征試合となる。

 フェルナンデスは監督としてアメリカを2度決勝へ導いたが、タイトルは獲得していない。アメリカが最後にフェド杯で優勝したのは2000年となっている。(C)AP