4度のMPしのぎ死闘制す

男子テニスのヨーロピアン・オープン（ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250）は２４日にシングルス準決勝が行われ、世界ランク３８位のＵ・アンベール（フランス）が同３５位のＤ・エヴァンス（イギリス）を4-6, 7-6 (9-7), 6-4の逆転で破り、決勝進出を果たした。
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この日アンベールは第１セットを先取されると、第２セットのタイブレークでは４度のマッチポイントを凌いで追いつく。ファイナルセットでは３度のブレークポイントを全てしのいで取り切り、３時間１２分の死闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでアンベールのコメントを掲載しており「試合の前半はエヴァンスが突然プレーのレベルを上げてチャンスを与えてくれなかった。ネットの回数を増やして解決策を見つけなければならなかった」と振り返った。
「４度のマッチポイントがあったけど、精神的に強くいられて乗り切った。第２セットを取った後も攻撃的なプレーを貫いた。ツアー２度目の決勝に来れてとてもうれしい」
１月のASBクラシック（ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250）に続くキャリア２勝目を狙うアンベールは決勝で、第８シードのＡ・デ ミノー（オーストラリア）と対戦する。デ ミノーは準決勝で第４シードのＧ・ディミトロフ（ブルガリア）をフルセットで下しての勝ち上がり。
一方で敗れたエヴァンスは２０１９年のデルレイビーチ・オープン（アメリカ/デルレイビーチ、ハード、 ATP250）以来のツアー大会決勝進出とはならなかった。
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