トッププロによるチームテニス「コカコーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(Coca-Cola IPTL)」の日本ラウンド初日(埼玉県さいたま市・さいたまスーパーアリーナ)の第2試合でジャパン・ウォリアーズが登場。だが、1セ…

 トッププロによるチームテニス「コカコーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(Coca-Cola IPTL)」の日本ラウンド初日(埼玉県さいたま市・さいたまスーパーアリーナ)の第2試合でジャパン・ウォリアーズが登場。だが、1セットも奪えずインディアン・エーシーズに敗れた。

ジャパン・ウォリアーズ 17-30 インディアン・エーシーズ

女子シングルス奈良くるみ(日本/安藤証券)2-6 キルステン・フリプケンス(ベルギー)

混合ダブルスジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)5-6(5) ロハン・ボパンナ(インド)/サーニャ・ミルザ(インド)

レジェンドシングルスマラト・サフィン(ロシア)3-6 マーク・フィリポーシス(オーストラリア)

男子ダブルスフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)2-6 イバン・ドディグ(クロアチア)/フェリシアーノ・ロペス(スペイン)

男子シングルスフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)5-6(2) フェリシアーノ・ロペス(スペイン)

◇   ◇   ◇

昨年ツアーでフリプケンスを3セットで倒したこともある奈良だったが…

 最初の女子シングルスで奈良くるみ(安藤証券)が登場も、キルステン・フリプケンス(ベルギー)に力の差を見せつけられる。続く混合ダブルスでは、ダブルス専門でツアーを回るサーニャ・ミルザ(インド)とロハン・ボパンナ(インド)のペアに対し、ダブルスでツアー21勝を誇るジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)とエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)のヨーロッパペアで挑んだ。

「楽しむことが一番大事。今日は勝ててよかった」と笑顔を見せたミルザ

 こちらは見応えのあるハイレベルな攻防となり、5-5でシュートアウトにもつれる。ここでも互角の戦いが続いたが、最後はボパンナ/ミルザに振り切られた。レジェンド対決では、現役時代を彷彿とさせるマーク・フィリポーシス(オーストラリア)の弾丸サービスにマラト・サフィン(ロシア)は大苦戦。終盤になって、ようやく慣れてきたのか反撃を見せるが、こちらも振り切られた。

 サフィンは「昨日長いフライトで到着したばかり。今朝も練習できなかった。相手のセカンドサービスをうまく返せずに苦労したよ」と調整不足を敗因に挙げた。

ロペス(左)はドディクと組んで勝利のあとシングルスも制した

 男子ダブルスも落としてジャパン・ウォリアーズは4連敗。ここで敗れたばかりのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)がふたたびシングルスでフェリシアーノ・ロペス(スペイン)とのレフティー対決に挑んだ。いきなりブレークして2ゲーム連取して初セット奪取に大きな期待が膨らむが、すぐにブレークバックされる。

 その後はお互いキープを続け、シュートアウトではロペスの前に力尽き、ジャパン・ウォリアーズは1セットも奪えず、17対30の大差で敗れた。

「昨年、我々のチームは最下位だったので、今年はよりよい成績を残したい。今日は2セットをシュートアウトで落とすなど運もなかった。明日から錦織圭(日清食品)が加わって奈良も勇気づけられるだろうし、巻き返したい」とサフィンは試合後に誓った。

「スカッドサーブ」は健在だったフィリポーシス

 勝利を手にしたインディアン・エーシーズのフィリポーシスは「勝ててうれしい。サフィンのような強敵との対戦では、1ポイント目からしっかり戦える準備が大事。自分自身も調子がよかったし、チーム全体としてもよかった」と満足した様子だった。

(テニスマガジン/編集部◎池田 晋)