――絶対女王。早大漕艇部女子部にはこの枕詞がつけられる程の実績を積み上げてきた。そして、今年もまた女王に相応しい成績が求められる。それは『全種目制覇・総合優勝』である。全日本大学選手権(インカレ)では、これを女子部の目標として掲げた。 全…

 ――絶対女王。早大漕艇部女子部にはこの枕詞がつけられる程の実績を積み上げてきた。そして、今年もまた女王に相応しい成績が求められる。それは『全種目制覇・総合優勝』である。全日本大学選手権(インカレ)では、これを女子部の目標として掲げた。

 全日本選手権(全日本)に出場した舵手なしクォドルプルとシングルスカルがそのままエントリー。全日本2位を果たしたエイトを舵手付きフォア・舵手なしペア・ダブルスカルに分艇し、計5艇がインカレに出場した。新種目である舵手なしクォドルプルとダブルスカル、全日本5位のシングルスカルは予選1着で危なげなく準決勝へと駒を進めた。また、舵手なしペアは予選1着で決勝進出を決めた。


全日本で躍動したシングルスカルの茂内

  予選突破を果たした4艇全てがなんと予選1着。実力や経験のある上級生だけでなく、1年生も結果を残したという部分に目を引く。全種目制覇をしたのは2015年にまで遡る。5年ぶりの快挙へ。そして、総合優勝3連覇へ。女王・ワセジョに期待がかかる。


実力と経験を兼ね備えた舵手なしクォドルプル

(記事 関飛人、写真 早稲田大学漕艇部)

結果

予選

【舵手なしクォドルプル】

S:安井咲智女子副将(スポ4=東京・小松川)
3:宇都宮沙紀(商4=愛媛・今治西)
2:宇野聡恵(スポ3=大分・日田)
B:藤田彩也香女子主将(スポ4=東京・小松川)

7分1秒59 【1着 準決勝進出】

【舵手付きフォア】

C:奈良岡寛子(教4=青森)
S:三浦彩朱佳(文4=青森)
3:中尾咲月(スポ2=三重・津)
2:高田涼花(社2=静岡・浜松西)
B:尾嶋歩美(スポ4=埼玉・南陵)

7分33秒11 【3着 敗者復活戦へ】

【舵手なしペア】

S:大崎未稀(スポ4=福井・美方)
B:郡磨璃(スポ1=文京学院大女)

7分50秒88 【1着 決勝進出】

【ダブルスカル】

S:武井愛奈(スポ1=長野・諏訪清陵)
B:松井友理乃(スポ4=愛媛・今治西)

7分40秒69 【1着 準決勝進出】

【シングルスカル】

茂内さくら(社2=秋田)

8分16秒91 【1着 準決勝進出】