錦織圭(日本/日清食品)を始めとする錚々たるメンバーがエントリーしている今年の「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月26日~11月1日/室内ハードコート)だが、オーストリア…

錦織圭(日本/日清食品)を始めとする錚々たるメンバーがエントリーしている今年の「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月26日~11月1日/室内ハードコート)だが、オーストリアでも新型コロナウイルス感染者が急増しており、既に少なく設定されていた観客数は更に減らされる見込みとなった。ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。【ドロー表】錦織出場!「ATP250 アントワープ」シングルス

オーストリア政府は当初、同大会に1,500人の観客数を許可していたが、先日それが1,000人に減員された。大会側は、今年は特に有名選手が多くエントリーしていることもあり、多くの観客を望んでいたのだが、困難なようだ。

昨年は決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)がディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を破り、地元オーストリアのファンを歓喜させた。そして今年は、世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、2007年の優勝以来13年ぶりに同大会に復帰するのだ。

ティームやジョコビッチに挑むのは世界5位のステファノス・チチパス(ギリシャ)や世界6位のダニール・メドベージェフ(ロシア)など、世界ランキングトップ10から7人もの選手がエントリーしており、まるでミニ・グランドスラムといった様相だ。

観客数の減員に関しては、「全仏オープン」も同じような状況だった。「全仏オープン」では当初、2万人の観客を予定していたが、後にそれは1万1,500人となった。それが本戦開幕1週間前に5,000人に減員され、その数日後に1,000人にまで減らされたのだ。

とはいえ、強豪ひしめく「ATP500 ウィーン」は、たくさんの人が映像を通じて観戦を楽しむことだろう。ホームで戦う前年覇者のティーム、世界王者ジョコビッチ、そして錦織がどんな戦いを見せてくれるか、楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は錦織(左)とジョコビッチ(右) @Getty Images