■島根スサノオマジック vs 大阪エヴェッサ(@松江市総合体育館) 10月21日 19時5分  6戦4勝と上々の開幕スタートを…

■島根スサノオマジック vs 大阪エヴェッサ(@松江市総合体育館)

10月21日 19時5分

 6戦4勝と上々の開幕スタートを切った島根スサノオマジックが、ホームに大阪エヴェッサを迎える一戦。昨季限りで現役を引退した地元出身、安部潤氏の引退セレモニーに華を添えるべく、必勝を期する。

 北海道戦で連勝を飾った島根。GAME2の最終盤でミスが目立ったように、丁寧な試合運びは課題であるが、新戦力が心強い。198センチのスモールフォワードであるペリン・ビュフォードと、203センチのパワーフォワード、リード・トラビスだ。チームの得点王、デモン・ブルックスのように機動力を兼ね備え、得点やリバウンドはもちろん、ディフェンスでも足がよく動く。

 一方、大阪はいまひとつ波に乗っていけない。前節の京都戦では193センチのガード、ディージェイ・ニュービルがGAME1で34得点という強烈なデビューを印象づけたが、第4クォーターに反撃を受けて、相手に今季初白星を献上した。しかしGAME2では司令塔・伊藤達哉を中心にリングへの果敢なアタックや、リバウンドからの速攻やアーリーオフェンスが機能。1試合を通して全員がまとまると、やはり強い。

 今節のポイントは、島根が大阪に対して、どういった守備を仕掛けるのか。高さとパワーで言えば、相手が一枚上手である。特にその強みを引き出す172センチの伊藤に対して、ビュフォードがマッチアップで優位に立つと主導権を握りそうだ。北海道戦では多嶋朝飛が彼の守備に苦しんだ。対する大阪は伊藤が封じられた場合、ニュービルを起用してゲームを組み立てるだろう。個の力はあるだけに、チームオフェンスの中で良さを発揮したい。

文=大橋裕之

■ロスター

・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)

後藤翔平

橋本尚明

山下泰弘

北川弘

阿部諒

杉浦佑成

白濱僚祐

小阪彰久

デモン・ブルックス

ウィリアムスニカ

神里和

・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)

伊藤達哉

エリエット・ドンリー

土屋アリスター時生

角野亮伍

駒水大雅ジャック

中村浩陸

橋本拓哉

合田怜

ディージェイ・ニュービル

アイラ・ブラウン

ギャレット・スタツ

ジョシュ・ハレルソン