運命のドラフト会議まであと1週間と迫った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、10月26日に行われるドラフト会議は無…
運命のドラフト会議まであと1週間と迫った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、10月26日に行われるドラフト会議は無観客での「リモート・ドラフト」となる。12球団は大部屋ではなく個室に別れて、オンラインで選択希望選手を指名。1位指名のみ重複した場合にはくじ引き部屋に集い、運命の抽選に挑む。

1位指名候補は大学生の即戦力が中心。投手は早大の155km左腕、早川隆久投手。野手は近大の左のスラッガー、佐藤輝明内野手が人気を二分している。そこに急転プロ志望を表明した中京大中京の高橋宏斗投手や、甲子園での実績十分な明石商の中森俊介投手ら将来性豊かな高校生たちがどう絡むか。社会人ではトヨタ自動車の栗林良吏投手や、独立リーグではメジャー帰りのBC埼玉の田澤純一投手も候補に挙がる。

過去いくつものドラマを生んできたドラフト会議は、今年で第56回目。従来とは大きく異なる新様式のスタイルで、今年も野球ファンを熱狂させてくれそうだ。では昨年のドラフト会議ではどんなドラマが生まれたのか。1週間後へ向けてのおさらいの意味も込めて振り返りたい。
昨年の主役は高校生たちだった。明大・森下暢仁投手を一本釣りした広島を除き、11球団が高校生を1位指名した。中でも最多の4球団が指名したのが、高校生歴代最速163kmをマークした大船渡高の佐々木朗希投手だった。日本ハム、ロッテ、楽天、西武とパ・リーグ4球団が競合。ロッテの井口資仁監督が当たりくじを引き当てた。
井口監督は前年の2018年ドラフト会議でも、1位指名で3球団競合の末に大阪桐蔭の藤原恭大外野手を引き当てていた。2年連続でさく裂した「神の手」ともいうべき勝負運の強さが際立った。
3球団が競合指名したのが、ヤクルト、阪神、巨人が競った星稜高の奥川恭伸投手と、オリックス、中日、ソフトバンクが指名した東邦高の石川昂弥内野手。奥川はヤクルト、石川は地元の中日が交渉権を獲得した。
DeNAは地元の桐蔭学園の森敬斗内野手を一本釣りした。
外れ1位では2選手が競合しくじ引きとなった。オリックスと日本ハムが指名したJFE西日本の河野竜生投手は日本ハム、巨人と西武が競合した東芝の宮川哲投手は西武が抽選で勝った。
阪神は創志学園の西純矢投手、楽天は大阪ガスの小深田大翔内野手、ソフトバンクはJR西日本の佐藤直樹外野手を外れ1位指名。オリックスは興南高の宮城大弥投手、巨人は青森山田の堀田賢慎投手を「外れの外れ1位」で指名した。
2位からはウエーバー巡で指名された。前年までウエーバー優先権は交流戦で勝ち越したリーグに与えられていたが、この年から変更。セ・パ両リーグで1年ごとに交互に変更されるようになり、この年はセ・リーグが優先権を得ていた。セ6位のヤクルトが最初に指名でき、日体大の吉田大喜投手を指名した。3位は逆にパ1位の西武から指名した。
最も多く支配下選手を指名したのは西武で8人。最も少ないのはロッテ、ソフトバンク、オリックスの5人だった。支配下74人、育成契約33人の合わせて107人が指名された。全員が交渉権を獲得したチームへ入団した。
今季はコロナ禍で春夏の甲子園大会が中止。大学の主要リーグも春は中止か大幅な縮小を余儀なくされた。社会人野球も7月以降の都市対抗野球予選までほぼ休止を迫られた。どうしてもスカウトたちの活動に制限がかかり、逆にその分だけ埋もれた逸材が眠っている可能性がある。早川ら上位選手に複数球団の指名が有力視される1位くじ引きはもちろん、中位以降でもあっと驚く隠し玉が飛び込んできてもおかしくない。注目のドラフト会議は1週間後の10月26日、午後5時に開始される。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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