雨の中の奮闘も実らず、残すは明大戦の2試合のみ 東京六大学秋季リーグ戦は19日、東大が立大に2-6で敗れ、17年秋から続く連敗は「54」に伸びた。第2試合で午後2時36分に始まった試合は降りしきる雨により、懸命のグラウンド整備も行ったが、4…

雨の中の奮闘も実らず、残すは明大戦の2試合のみ

 東京六大学秋季リーグ戦は19日、東大が立大に2-6で敗れ、17年秋から続く連敗は「54」に伸びた。第2試合で午後2時36分に始まった試合は降りしきる雨により、懸命のグラウンド整備も行ったが、4つのベース周辺は泥んこ状態に。両校投手ともマウンド上で指を乾かしたり、スパイクの土を落としたり、苦心しながらの投球。照明も点灯され、試合終了は5時47分だった。

 東大は1-3の5回に3四球に2安打を絡めて1点を返し、なお2死満塁と攻め立てたが、あと一本が出ず。前日の1回戦は2年ぶりの引き分けに持ち込み、その流れで勝利を目指したが、選手たちの奮闘は実らなかった。試合後、井手峻監督は「今日はこういう感じでずっとやるということは、みんなに覚悟させていた。雨を味方にし損ないましたね」と振り返った。

 これで、17年秋の法大戦で連勝し、勝ち点1を獲得して以来続く連敗は2分けを挟んで「54」に。10試合制で行われる今秋に残すは31日、11月1日の明大戦のみ、今年中の連敗ストップのチャンスはあと2試合。3年前に勝った当時、1年生だったメンバーが4年生となり、このまま卒業すれば勝利を知らない世代が残るだけに、是が非でも1勝を掴みたいところだ。

 今年から指揮を執る井手監督は「すごく遠く感じるかもしれないが、勝つ時はあれよあれよといくもの。投手の駒はそろって来ているし、打者もそこそこ打てるようになっている。今日のような戦い方を信じて、続けていきたい」と意気込んだ。(Full-Count編集部)