浦和レッズは12月3日、Jリーグチャンピオンシップ(CS)で鹿島アントラーズと対戦し1-2で敗れた。2戦合計スコアでも2-2で並ばれ、アウェーゴール数の差で10年ぶりのリーグ制覇を逃している。年間勝ち点1位でCSに臨んだ浦和。敵地での第1戦…
浦和レッズは12月3日、Jリーグチャンピオンシップ(CS)で鹿島アントラーズと対戦し1-2で敗れた。2戦合計スコアでも2-2で並ばれ、アウェーゴール数の差で10年ぶりのリーグ制覇を逃している。
年間勝ち点1位でCSに臨んだ浦和。敵地での第1戦を1-0で制し、この試合は2失点以上で負けなければ優勝という条件だった。前半の早い時間帯で先制点も奪い念願のタイトルに手が届くかと思われた。だが追加点を奪えないでいると、前半40分に金崎夢生のゴールで追いつかれる。
「30分過ぎくらいから自分たちがボールをつなげず、前に蹴り出すだけになってしまいました。リードして、少し相手が攻勢に出てくる中で、受けに回ってしまった感じが否めません」と浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督。ハーフタイム中に指示を与え改善も見られたが、後半に入ると浦和の選手たちは運動量が落ちた。
「残念ながら、いくつかの場面でもう少し落ち着いていれば、あるいはもう少し体力的にキレが残っていれば、あわよくばという場面を作れたのですが、それが得点には至らず敗れてしまいました」
ペトロヴィッチ監督の口からは繰り返し、勝ち点で15ポイント差ありながら、今シーズンのチャンピオンと認められないCS制度への疑問が語られた。
「レギュレーション上、アウェーゴールが優先されるという中で、我々は負けました。どこに15ポイントを取ったチームのアドバンテージがあるのかは分かりませんが、我々は決して、1勝1敗という結果の中で、負けてはいないと思います」
選手、スタッフ、クラブ、ファン・サポーター、すべての人に感謝したいとペトロヴィッチ監督。今シーズンを素晴らしいものだったと振り返り、「下を向くような結果ではないと思いますし、我々は胸を張って、誇りを持って前を向けると思います」と話した。
ペトロヴィッチ監督のコメントにファンからは、「今年に関しては、もう、何も言いません。でも、来年は、本当に新しい浦和レッズを見せてください」「ミシャも何か一皮剥けないといけないんじゃないかと思うよ。どこか自分のこだわりを棄てるとか改めるとか」「同点や勝ち越されたあとの展開は予想外だったのかな?明らかに焦ってたよね」「頼むからセットプレーの練習はやってくれ」「確かに多くの人は納得してないかもしれないが、ルール上優勝したのは鹿島。変な話だが今年のルールはこれ」「交代枠を使い切るのもパワープレーをするのも早すぎた」などの反応が寄せられている。