現地11日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)に0-6、2-6、5-7で敗れ…

現地11日の「全仏オープン」(フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレーコート)大会最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)に0-6、2-6、5-7で敗れ、準優勝となった第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、試合後のセレモニーで試合を振り返った。【実際の動画】ナダル 全仏V13の瞬間!満面の笑みでコートに崩れる!

ジョコビッチは最初に優勝したナダルに向けて「ラファ、おめでとう。ここでこれだけ勝てるなんて、驚異的で君は偉大なチャンピオンだ。なぜ君がクレーキングなのか、今日はよく分かったよ」と勝利を称えた。

そして「僕にとってはとても厳しい試合だった。自分のプレーに満足はできていない。しかし、明らかに僕より強い選手とこのコートで対戦したと思う」と、ナダルの強さの方が際立っていたと振り返った。

続けて「新型コロナウイルスによるこの状況は、みんなにとって難しいもの。しかし、僕たちにはこの愛するスポーツをプレーできる可能性があるということが分かった。この大会を運営してくださったみなさん、本当にありがとう」と、感謝を伝えた。

ジョコビッチにとっては、同大会2度目の優勝、そしてダブルグランドスラムという歴史的な快挙をかけた決勝だったが、赤土の帝王はその前に大きく立ちはだかった。

ジョコビッチはこの試合の前まで、今シーズン37勝1敗。その1敗も「全米オープン」4回戦、第1セット途中での失格と、誰も止められない状況だった。それが今回最後まで試合を行い、同じBIG3のナダルに黒星をつけられた。

これでジョコビッチとナダルの対戦成績はジョコビッチから見て29勝27敗。最強のライバル同士が見せた頂上決戦に大きな拍手を送りたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのジョコビッチ(左)とナダル(右)

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)