10月11日(日)横浜・ぴあアリーナMMで開催が予定されている『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』。いよいよ今週末行なわれる試合を目前に、RISE・伊藤隆会長に今イベントの…

 10月11日(日)横浜・ぴあアリーナMMで開催が予定されている『Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』。

いよいよ今週末行なわれる試合を目前に、RISE・伊藤隆会長に今イベントの見所、そして大会に懸ける想いについてインタビューした。

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RISE・伊藤会長が語る那須川天心VSメイウェザー戦の全貌 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/takashiito-interview-03/



 

ー今回の試合の見所を教えてください

「今回はやはり63kgトーナメントと女子の試合でしょうね。
特に63kgは、うちの時期エース候補が揃っています。
その中で、今回は那須川天心がいない初めての大舞台。そう言った意味で以前『那須川天心VS RISE』と掲げましたが、那須川なしで今回君たちは勝負できるのかという想いがこもっています。
逆に言えば今回、僕らにとってもチャンスだし、選手たちにとっても輝くチャンスなんですよね。
天心が格闘技界にいるのも後1年くらいだと思うので、天心に引けを取らない選手が出てきてもらわないと困りますし、我々もつくっていかないといけないというのはあります。

全体的に見ても、天心を超えてやるって奴は沢山いるんです。
言うのは簡単です。じゃあ、見せてくれ、有言実行してくれと。
それをやって来れたのが、那須川天心なので、それを言うならやって欲しいですし、その代わりこちらも全力でバックアップする。共に頑張ろうと言う感じです。

また、女子の試合についてですが、女子って結構色もの扱いされたりするんですが、そういうところから脱却したいというのはありますよね。
元々、ガールズパワー、強くてかっこいい女性をつくるというテーマだったので、女性アスリートの確立をさせてあげたいという思いでやりたいと思っています。
今回女子の試合では賞金300万ですが、これは破格だと思いますし、『強かっこいい女子格闘家』の確立を目指したいです。」

ー今回、やはり注目は63kgトーナメントかと思いますが、出場する4選手について、それぞれの強みと期待を教えてください

「白鳥に関しては、やはりパンチですよね。元々ボクサーでもあるので、完成度が高いというか、至近距離のパンチが上手いですね。
あとはカウンターも上手いです。まあ後は顔が美形というのもありますよね。そこは彼とはと切っても切り離せない部分だと思います。

一方で、対戦相手の直樹ですが、直樹は叩き上げで、RISEのなかで結構勝ってきている選手なんですが、中々評価されなかったんです。でもここ最近挑戦者出場トーナメントを全部KOで勝ってきています。
直樹は、パンチが本当に重いですし、そのパンチが白鳥に当たると面白いかもしれませんね。
タイプで見ると、直樹は変則タイプ。白鳥は型にはまっている選手には強いですが、変則タイプは苦手だと思うんです。
ただ白鳥は世界王者なので、今回世界と日本の違いを見せなきゃいけない。
そこを僕としては見せてもらわないと困りますし、逆に直樹は失うものがないので、思いっきりくると思いますよ。

そして原口ですが、彼は今本当に勢いがありますよね。63kgで1番勢いがあるんじゃないですか。
先日のRIZINでもそうですし、RISEでタイトルを獲った秀樹戦もそうですし。
つい最近まで波はあったのですが、やっと完成されてきたというか、今もっとも勢いがあると思います。
パワー、攻撃力、後は非常に変則。空手とボクシングとキックが融合しているんです。パンチからいきなり三日月蹴りとかって普通ないですから。
なので、凄く変わった攻撃をするので、読めないんですよね。
そういう意味でも、白鳥がもし決勝に上がってきたら(原口に対し)あまり得意ではないと思います。やりづらいと思います。
ただ、原口は、序盤勢いがあるものの、これまでの戦いを見ると、ガス欠するところがある。そこはしっかり対策してくると思いますけどね。
彼自身も運動能力も高いですし、ジムを経営していて背負っているものもいっぱいあるんで。

一方、西岡ですが、SHOOTBOXINGでもKNOCK OUTでもチャンピオンになりましたよね。
正直、ここが凄いというのはないんです。ただ、強いんですよね。
日々コツコツ練習をしている。こういうタイプって後半強いんですよ。
尻上がりに上がってきます。勝つ力というか、スタミナはありますし、リングを見方につけるパワーは持っている。
彼は泥試合で必ず勝ち上がってくるタイプなので、ある意味ファイターとしては1番嫌なタイプですよね。苦しい時に強いので。

そういった意味では、前半の原口と後半の西岡という感じですね。
前半で原口が決着をつけられたら決勝もどうなるかわからないですが、3Rフルに戦うことになると、西岡が強いと思います。」

ー今回は外国人選手の入国が出来ず、日本人選手のみの対戦カードとなると思いますが、その中でどのような大会を作り上げていきたいと考えていますか?

「今は日本人のみのカードですし、かつ観客も5000人と言うことで、興行的には厳しいと思うんです。ただそれは、うちだけでなく、どこの団体も同じ。
ただ、今の興行って、みんな内に籠もってしまっていると思うんです。その中でうちは逆に外に出して、色々な選手を引き入れることで、業界が活性化し、選手たちも盛り上がる。ファンも喜びますよね。そう言うことをやっていくべきだと思っているので、今回も賞金トーナメントを3つ用意しています。」

ーまだまだコロナによる影響がある中で、改めて10/11の大会に懸ける思い、ファンの方へのメッセージをいただけますか?

「やはりファンの方も試合を生観戦するのが1番だと思います。我々は(コロナの)対策はしっかりしてます。ファンの方も対策をすれば、観戦できる状況になっています。
是非とも会場に足を運んでいただきたいです!またABEMAにて生中継もしています。今後も垣根を超えた夢のあるカードを、どんどんぶつけて行きたいと思っています。ですので、今後のRISEの展望に期待してもらいたいですし、ファンと共に盛りあげて行きたいと思っています。」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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