ギャンブルは簡単に金が儲かるという夢を見させてくれる甘い罠だ。そこでアスリートがうっかり道を踏み外すと、高価な代償を支払うことになる。今回また一人のプロテニス選手が賭けスキャンダルで処罰されることとなった。ウェブメディアEssentiall…

ギャンブルは簡単に金が儲かるという夢を見させてくれる甘い罠だ。そこでアスリートがうっかり道を踏み外すと、高価な代償を支払うことになる。今回また一人のプロテニス選手が賭けスキャンダルで処罰されることとなった。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。【動画】疑惑のダブルフォルト。その一部始終【関連記事】プロテニスの八百長増加を監視団体が危惧。直近3ヶ月の不審な試合24件

ランク外のプロ選手ヘラルド ジョセフ・プラテロ ロドリゲス(スペイン)は、コートサイディング(スポーツ会場からギャンブルのための情報を流すこと、あるいはスポーツ会場で直接賭けをすること)及び賭け、取り調べへの非協力により処分された。

訴状によればプラテロ ロドリゲスは2019年6月に75回賭けを行った咎で、4年間の出場停止と、罰金1万5000ドル(約158万円)を科された。プラテロ ロドリゲスは9月30日から3年6ヶ月出場停止となり、あとの6ヶ月は、期間中に規則違反がない場合は猶予となることもある。

テニス選手たちは取り調べには協力することになっているが、プラテロ ロドリゲスは協力しなかったためそれも罰則に加えられた。テニス選手たちは直接的・間接的にテニスの試合に賭けをすることを禁じられている。テニス選手のウェブサイトで賭けの宣伝をしたり、賭けサイトに記事を書いたり、賭け会社のプロモーションイベントに登場することも禁じられている。

※為替レートは2020年10月6日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全豪オープン」でのもの

(Photo by Andy Cheung/Getty Images)