2018年「全仏オープン」のダブルス覇者であるニコラ・マウ(フランス)と…
2018年「全仏オープン」のダブルス覇者であるニコラ・マウ(フランス)とピエール ユーグ・エルベール(フランス)は、今年の同大会では3回戦で敗退。その試合でマウは「唾吐き禁止」ルールについて怒りをあらわにし、規則違反で罰金も科される見通しだ。伊ニュースサイトUBI Tennisが報じた。【実際の動画】主審ともめているマウ【動画】ダブルスは危険!マウに起こった悲劇第1セットの途中でコードバイオレーションを取られたマウは、スーパーバイザーと話すことを要求。主審によれば、マウはそれまでに2度コートに唾を吐かないよう注意されていたが、3度目にペナルティを科されたそうだ。
マウは主審に言った。「もうあなたとは話さない。スーパーバイザーと話すから、試合が終わるまで僕に話しかけないでくれ。あなたとは話したくない」
スーパーバイザーがコートに来たが、主審を支持。「コートでの唾吐き禁止」は、ウイルス感染予防のため今年新しく決められたルールだった。マウはルールブックを見せるよう要求までした。
「クレーコートでプレーすると喉がざらついて、コートで唾を吐かずにいられないんだ」とマウはスーパーバイザーに言った。
だがスーパーバイザーはマウに、ポケットにティッシュを入れてそれを使うように言った。一連の行動により、マウは多分「スポーツマンらしくない行い」で罰金を科されることになるだろう。
「こんなバカな規則聞いたことがない」とマウはこぼした。
マウの主張によれば、彼は前の2試合でも同じことをしていたが、警告は受けなかったという。マウは審判によって規則を知っていたり、知らなかったりするのかと疑問を呈した。
(テニスデイリー編集部)
※写真はダブルスでペアを組むマウ(右)とエルベール(左)
(Photo by Baptiste Fernandez/Icon Sport via Getty Images)