4連覇目指すナダルの準々決勝は深夜1時25分に終了 男子テニスの世界ランク2位ラファエル・ナダル(スペイン)は現地時間6日、4大大会・全仏オープンのシングルス準々決勝で同75位ヤニック・シナー(イタリア)に7-6、6-4、6-1で勝利。4強…

4連覇目指すナダルの準々決勝は深夜1時25分に終了

 男子テニスの世界ランク2位ラファエル・ナダル(スペイン)は現地時間6日、4大大会・全仏オープンのシングルス準々決勝で同75位ヤニック・シナー(イタリア)に7-6、6-4、6-1で勝利。4強進出を決めた。試合は深夜1時過ぎに終了。気温の低い中で行われたゲームに対し、ナダルは「テニスをするにはとても寒すぎる」「身体にとって少し危険だと思う」などと苦言を呈したようだ。英メディアが伝えている。

 19歳の新鋭シナーとの2時間49分のゲームを制したナダル。4連覇に一歩前進したが、試合環境には納得がいかなかった様子。この日の第5試合に組み込まれた一戦は、深夜1時25分に終了。気温は10度近くまで下がっていたようだ。

 英紙「ガーディアン」は、「ラファエル・ナダルが寒さとヤニック・シナーを切り抜け、全仏オープン準決勝進出」との見出しを打ち、ナダルのコメントを紹介している。34歳は「午前1時30分になっていたから、もちろん理想的な終わり方じゃない。でも問題は天候。正直、テニスをするにはとても寒すぎるでしょう?」と話したという。

 今年の全仏オープンは、新型コロナウイルスの影響により開幕が約4か月遅れた。例年とは異なる気候の中、ティエム―シュワルツマン戦が5時間超の熱戦となったことなどにより、ナダルの試合は深夜まで及んだ。

「(他競技では)こういった天候の中プレーするけれど、少し事情は違う。彼らは動き続けている。我々は止まったり動いたりの繰り返し。テニスは止まることの多いスポーツだよね? このような天候下でプレーするのは身体にとって少し危険だと思う」と意見した。(THE ANSWER編集部)