2020年の「ウィンブルドン」は新型コロナウイルスの大流行により中止を余儀なくされたが、2021年には復活する見通しだ。現時点での開催予定日は2021年6月28日。2021年の「ウィンブルドン」は、観客の有無にかかわらず開催されるという。ウ…

2020年の「ウィンブルドン」は新型コロナウイルスの大流行により中止を余儀なくされたが、2021年には復活する見通しだ。現時点での開催予定日は2021年6月28日。2021年の「ウィンブルドン」は、観客の有無にかかわらず開催されるという。ウェブメディアEssentially Sportsが報じた。【動画】錦織がジョコビッチから奪った「最高にクール」なポイント!【ウィンブルドン名プレー】

「ウィンブルドン」が開催されなかったのは、第二次世界大戦以降初めてのことだった。2020年の「全仏オープン」が9月から10月にかけての時期に延期されたことから、ファンは「ウィンブルドン」も年内に開催されないかと期待していたが、そうはならなかった。そして先日、次の大会は2021年6月28日から7月11日までの期間に開催されると発表された。

2020年は「ウィンブルドン」が開催されなかったため、会場であるオールイングランド・ローンテニス・クラブ(AELTC)は、資金の一部を感染流行で最も影響を受けた人々への支援活動に回すことを決定。活動には、120万ポンド(約1億6,373万円)の経済支援、大会のために用意されていたイチゴやタオル、ボールの寄付、そして困窮者への毎日の炊き出しが含まれる。

さらに「ウィンブルドン」の運営組織は、大会賞金を620人の選手に分配した。分配を受けたのは、ダイレクトエントリー、ないしは予選出場に十分な世界ランキングにある選手たちである。

AELTCはまた、2021年の「ウィンブルドン」についてのシナリオを検討し始めた。彼らは他のグランドスラムの大会を注視し、それらの大会がどのように運営されているのかを学んだ。そして、2021年の観戦チケットの抽選は一切行わないという決定を下した。

このように、2021年に行われる第134回「ウィンブルドン」のお膳立ては整った。来年には、我々はまた芝のコートでの感動的なグランドスラムを見ることができるだろう。

※為替レートは2020年10月2日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ウィンブルドン」男子決勝戦の様子

(Photo by Simon Bruty/Anychance/Getty Images)