念願がかなった。最終日は3選手が決勝に進出し、100メートル背泳ぎに出場した湯原利佳(政経4=渋谷幕張)が3位に。さらに200メートル平泳ぎに出場した宮坂倖乃(法2=春日部共栄)2位。2人が大きく得点を伸ばし、総合順位8位でシード権を獲得…

 念願がかなった。最終日は3選手が決勝に進出し、100メートル背泳ぎに出場した湯原利佳(政経4=渋谷幕張)が3位に。さらに200メートル平泳ぎに出場した宮坂倖乃(法2=春日部共栄)2位。2人が大きく得点を伸ばし、総合順位8位でシード権を獲得した。

◆10・1〜4 日本学生選手権(東京辰巳国際水泳場)

◆3日目

▼女子100メートルバタフライ

5位 田嶋 59秒90

▼女子400メートルメドレーリレー

2位 湯原・宮坂・水口・田嶋 4分4秒16

◆4日目

▼女子100メートル自由形

5位 田嶋 56秒24

▼女子100メートル背泳ぎ

3位 湯原 1分01秒40

▼女子200メートル平泳ぎ

2位 宮坂 2分26秒79

▼女子総合順位

1位 神大  390.5点

2位 東洋大 355.0点

3位 日体大 331.5点

8位 明大  190.0点

 流れを引き寄せるレースとなった。3日目最終種目の400メートルメドレーリレー。背泳ぎの湯原が折り返しから得意のバサロキックで順位を3位まで上げると、バトンをもらった平泳ぎ・宮坂がさらに順位を上げて1位に浮上。続くバタフライ・水口知保(営1=目黒日大)が一つ順位を落としたもののなんとか踏ん張り、最後は自由形の田嶋玲奈(情コミ1=春日部共栄)が守り切り2位でフィニッシュ。金メダルコンビの躍動で、予想を上回る完璧なレースを見せた。

 勢いに乗ったまま迎えた最終日。3日目を終えて総合順位は早大と並び8位。まずは100メートル自由形で田嶋が決勝に進出し5位入賞と着実に得点を重ねる。

 さらに100メートル背泳ぎに出場した湯原は水泳人生のラストレース。50メートルでは6位と出遅れたが、折り返しで3位に浮上。そのままペースを落とすことなく表彰台入りを果たし、最後のレースで有終の美を飾ることができた。

 こちらも二つ目のメダル獲得だ。200メートル平泳ぎに出場した宮坂。決勝のレースでは得意のスピードを生かして100メートルで首位に立つ。ペースを緩めることなく200メートルを泳ぎ切り、最後は2位でフィニッシュ。女子のシード権獲得を決定付けるレースとなった。

 女子チームは少人数で挑んだ今回のインカレ。「少数精鋭」(宮坂)と胸を張るように、シード権獲得を成し遂げた。また今大会は田嶋や水口など下級生が決勝に残る大健闘。来年度以降もシード権獲得を目指す明大にとって、うれしい収穫となったのは間違いない。

[岩田純]