※写真は2020年1月に行われた日本学生選手権のものです。  例年、日本、北米、欧州の3地域からプロとアマチュアの男女混合チームで対抗戦の形式で行われてきたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大により国内選手のみで行われたジャパンオープン2…

※写真は2020年1月に行われた日本学生選手権のものです。 

 例年、日本、北米、欧州の3地域からプロとアマチュアの男女混合チームで対抗戦の形式で行われてきたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大により国内選手のみで行われたジャパンオープン2020チャレンジ。明大からは樋口新葉(商2=開智日本橋学園)がチームブルーの一員として出場した。トリプルアクセルを着氷し、123.01点をマーク。チームブルーの優勝に大きく貢献した。

 会場が沸き上がった。チームブルーの一員として最終滑走に登場した樋口。演技冒頭、予定通りトリプルアクセルに挑戦し、何とか着氷。若干のオーバーターンとなったものの「片足で降りられて自信につながるし、次につながる」と笑顔で語った。勢いそのままに3回転のコンビネーションジャンプを見事成功させる。その後のトリプルループ、トリプルルッツは1回転になってしまったが、昨シーズンからさらに進化した『poeta』を披露し、観客を魅了した。

 今シーズンはトリプルアクセルをFS(フリースケーティング)に組み込むことを宣言し、注目を集めていた樋口。9月13日に行われたドリーム・オン・アイスでは転倒したが、今大会は完璧な出来ではなかったものの着氷し、大きな手応えをつかんだ。

[加川遥稀]