■サンロッカーズ渋谷 vs シーホース三河(@青山学院記念館) 第1戦:10月3日17時5分 第2戦:10月4日14時5分  …

■サンロッカーズ渋谷 vs シーホース三河(@青山学院記念館)

第1戦:10月3日17時5分 第2戦:10月4日14時5分

 昨シーズン、躍進を遂げたサンロッカーズ渋谷は40分間、激しいディフェンスを貫いた。開幕戦はそれに磨きをかけて、ホームでチームスタイルの転換で常勝軍団“復活”を目指すシーホース三河を迎え撃つ。

 SR渋谷は昨シーズンから11名の戦力をキープ。全員がプレッシャーをかける強度や、ボールの奪い所を共通認識として持っていることは、シーズン初戦のアドバンテージだ。スティール王で、攻守のスイッチを入れるベンドラメ礼生は今シーズンも欠かせない存在となる。昨シーズンは地区4位であるが勝ち星はリーグ5位タイの27勝(14敗)を挙げ、天皇杯は優勝。練度を高めたチームスタイルで、主役となるべく準備は整った。

 対する三河は19年間チームを支えた桜木ジェイアールが引退。それに従い、老練なハーフコートバスケットから、ハードなディフェンスでスピーディーな展開を強調することを狙う。高橋耕陽、シェーファーアヴィ幸樹を滋賀から迎えたことはそれを宣言するようなもの。また昨シーズンは守備の構築に苦労したが、今シーズンは7名が同じ顔ぶれ。リーグ最多失点(平均83.0点)を改善するべく、粘りと我慢ができるが大きな焦点になる。

 三河は相手のディフェンスに冷静に対処して、ミスを抑えた上で接戦へ持ち込みたい。そうすれば金丸晃輔らビックショットの打てるスコアラーたち、3シーズンぶり復帰の柏木真介でゲームを締めることができる。一方、SR渋谷は約7カ月ぶりの公式戦で、エナジー全開で試合へ入れるか。先制点でブースターを早々に着席へと導き、タイムアウトを取らせる展開に相手を追い込みたい。

文=大橋裕之

■ロスター

・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)

関野剛平

ベンドラメ礼生

チャールズ・ジャクソン

ジェームズ・マカドゥ

渡辺竜之佑

野口大介

広瀬健太

ムッサ・ダマ

石井講祐

山内盛久

ライアン・ケリー

盛實海翔

田渡修人

・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)

マーク・セントフォース

川村卓也

柏木真介

長野誠史

高橋耕陽

熊谷航

金丸晃輔

根來新之助

加藤寿一

シェーファーアヴィ幸樹

ダバンテ・ガードナー