インカレ2日目。女子は3選手が決勝に進み、200メートル背泳ぎの湯原利佳(政経4=渋谷幕張)、そして100メートル平泳ぎの宮坂倖乃(法2=春日部共栄)が表彰台の頂点に。男女ともに好調なスタートを切る形となった。◆10・1〜4 日本学生選手…

 インカレ2日目。女子は3選手が決勝に進み、200メートル背泳ぎの湯原利佳(政経4=渋谷幕張)、そして100メートル平泳ぎの宮坂倖乃(法2=春日部共栄)が表彰台の頂点に。男女ともに好調なスタートを切る形となった。

◆10・1〜4 日本学生選手権(東京辰巳国際水泳場)

▼女子200メートルバタフライ

7位 水口 2分13秒00

▼女子200メートル背泳ぎ

1位 湯原 2分09秒77

▼女子100メートル平泳ぎ

1位 宮坂 1分07秒43

 昨年度の雪辱を果たした。「予選が終わって良い感覚だった」(湯原)と予選を2位で通過し迎えた決勝。スタートから50メートルまでは2位に位置。しかし100メートルの折り返し、得意とするバサロキックで距離を詰めて1位に躍り出る。最後は体一つ分以上の差をつけて、2年ぶりとなる王座に輝いた。「最後の試合」と自身の引退の場として臨むインカレ。まずは最初のレースで自己ベストを更新する最高の結果を残すことができた。

 2年目でつかんだ初の栄冠となった。「絶対に自分もいい記録を出してこの先につなげたかった」(宮坂)。意気込み十分に臨んだ100メートル平泳ぎ決勝のレース。スタートから積極的なレースを展開すると、50メートルを31秒36の1位で折り返す。最後は深澤舞(新潟医福大)との競合いを制して1位フィニッシュ。5年5カ月ぶりに自己ベストを更新し「やっと前に進める」と安堵(あんど)の声を漏らした。

 男女ともに最高の形で終えたインカレ2日目。「(女子は)人数が少ないので、全員がいかに頑張るかがシード権奪還のカギ」(宮坂)。このまま勢いの波に乗り得点を重ねていきたい。

[岩田純]

試合後のコメント

湯原

――優勝の感想をお願いします。

「私にとって最後の試合で自己ベストを出して優勝できたことを本当にうれしく思います」

宮坂

――最後は競り合いになりましたが、どのように周りを意識していましたか。

 「後半はあまり得意ではないので、前半で逃げ切りたかったですけど、あまり周りの選手は見えなくて、自分のレースに集中することができました」