22歳のイーメルが放ったショットを食らったジョコビッチも思わず笑顔に テニスの4大大会・全仏オープンは現地時間29日、シングルス1回戦で世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同80位のミカエル・イーメル(スウェーデン)に6-0、…

22歳のイーメルが放ったショットを食らったジョコビッチも思わず笑顔に

 テニスの4大大会・全仏オープンは現地時間29日、シングルス1回戦で世界ランク1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同80位のミカエル・イーメル(スウェーデン)に6-0、6-2、6-3でストレート勝ちした。敗れた22歳のイーメルだが芸術劇な股抜きウイナーを披露。ジョコビッチも拍手をおくったショットを大会公式が動画付きで公開すると、海外ファンからは「なんというショットだ」「これは素晴らしい」など称賛が集まっている。

 ジョコビッチを相手に22歳が輝きを放った。第2セットの第6ゲームだ。世界No.1のドロップショットに対応し懸命にリターンするイーメル。すると今度はジョコビッチにロブショットを打たれた。

 前後に揺さぶられながらも、しっかりと反応したイーメル。次の瞬間だ。後ろを向いたまま股抜きショットを繰り出した。ネット際に出ていたジョコビッチの脇を抜くウイナーとなった。

 沸き起こった歓声に対して笑顔で答えたイーメル。ジョコビッチも笑顔で拍手を送っていた。

 大会公式ツイッターでは「股抜きショットのウイナー、ミカエル・イーメル。ジョコビッチも拍手。真のラブストーリー」と記して動画付きで公開。ミラクルショットを目の当たりにした海外ファンからも「何度も見てしまう」「確実に『ポイント・オブ・ザ・デー』だ」「これは素晴らしい」「これは必見だ」「なんというショットだ」「エグいな……」「ノバクの相手を褒める行為は一流の振舞いだ」などと注目が集まっている。

 ストレート負けを喫したが、この股抜きウイナーは全仏の序盤のハイライトとなるかもしれない。(THE ANSWER編集部)