アイルランド代表にテストマッチの連勝記録を「18」で止められた世界ランキング1位のオールブラックス(ニュージーランド代表)だが、欧州ツアーの最終戦を白星で締め、13勝1敗で今年の戦いを終えた。11月26日にパリ郊外のスタッド・ドゥ・フラン…

 アイルランド代表にテストマッチの連勝記録を「18」で止められた世界ランキング1位のオールブラックス(ニュージーランド代表)だが、欧州ツアーの最終戦を白星で締め、13勝1敗で今年の戦いを終えた。11月26日にパリ郊外のスタッド・ドゥ・フランセでフランス代表と対戦し、24-19で勝利。

 オールブラックスは前半7分、SOボーデン・バレットからのクロスキックを左WTBジュリアン・サヴェアが確保してFBイズラエル・ダグにつなぎ、先制した。
 10-6で折り返し、後半早々にフランスがゴール近くまで攻め込むも、今年のワールドラグビー年間最優秀選手であるSOバレットがインターセプトして約90メートルを走り切り、相手に流れを渡さなかった。
 その後、フランスにPGで3点を返されたニュージーランドだが、58分(後半18分)にはPRチャーリー・ファウムイナがゴールに突進して24-9とリードを広げる。

 ホームで意地を見せたいフランスは61分、敵陣深くで相手ボールスクラムを圧倒してペナルティを誘い、SHバティスト・セランがタップから速攻を仕掛け、マジックハンドでNO8ルイ・ピカモールのトライを演出(コンバージョン成功)。さらに、77分に4本目のPG成功で5点差とした。

 しかし、王者ニュージーランドは慌てず。リスタートボールをきっちり確保して残り時間を敵陣で戦い、逃げ切った。

 世界最強軍団と呼ばれるオールブラックスは来年6月、4年に一度結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドのトップ選手を招集して結成するチーム)をホームに迎え、テストマッチ3試合をおこなう。