特別大会の2戦目となる成蹊大戦。試合はMF小瀬かなえ(農3=帝京)の先制点から相手の攻勢を許さず。終始点差を離す形で、危なげなくファイナル4進出を勝ち取った。◆9・12~12・13 関東学生特別大会※無観客試合のため、会場名は非公開となっ…

 特別大会の2戦目となる成蹊大戦。試合はMF小瀬かなえ(農3=帝京)の先制点から相手の攻勢を許さず。終始点差を離す形で、危なげなくファイナル4進出を勝ち取った。

◆9・12~12・13 関東学生特別大会

※無観客試合のため、会場名は非公開となっております。

▼9・27  対成蹊大戦

 〇明大13{4-1、4-1、1-1、4-1}4成蹊大

 〝攻め〟の明治を見せつけた。 試合開始直後、MF小瀬が相手ディフェンスを抜き去り、先制シュート。幸先の良いスタートを切る。「(この先制点で)今日の流れを持ってくることができた」(MF佐藤啓主将・農4=星稜)と第1Q5分にも、相手ペナルティから佐藤がシュートを決めて流れは完全に明大ペースに。さらに2点を加えて迎えた第2Q。守勢に転じた隙を突かれて2点差まで詰められたものの、前試合でも好調だったAT中村華鈴(文3=東農大一)の得点を皮切りに再度攻め続ける展開へと持っていく。第2Qでも4点を獲得し8-2と成蹊大を突き放す。

 続く第3Qでは相手の反撃で1点を返され「オフェンスが攻め切るところで崩れてしまった」(佐藤主将)とそのまま守りの展開に。しかしゴーリー・桃井美沙(農4=鶴嶺)のセーブもあり、失点を1に抑える。すると第3Q終了間際にMF磯辺館未来(国際4=駒場)が流れを変えるショットを放ち、ゴールネットを揺らす。第4Qでは相手のペナルティで枚数有利の状況もあり、さらに4点を加えて試合終了。持ち前の攻撃力をいかんなく発揮した。

 この試合の結果により、ファイナル4への出場が決定。全国大会は中止となったものの、ファイナルでは昨年度王者である立大とのリベンジのチャンスが巡ってくる。「まだまだ課題はある。まずはシュート力を上げていきたい」(内藤祥子アシスタントコーチ)。課題を克服し、万全の状態でファイナル4へ臨みたい。

[岩田純]

試合後のコメント

佐藤主将

--試合を振り返っていかがですか。

「東農大戦と比べたら活躍している人たちが増えているので、積極性というのが目立ったかなと思います」

--試合展開は予想通りでしたか。

 「第3Qでもう少し点数をのばそうとチーム内でもタイムアウトで言っていたので。でも第4Qで相手の痛いところを突けたのかなと思います」

内藤アシスタントコーチ

--今試合の課題は出ましたか。

 「点を取れないと勝てないスポーツなので、オフェンスで入る以上は具体的な得点力がまだまだ足りないなと思います。今後は個の強さで勝負するのではなく、チームとしての強さを出していきたいです」

小瀬

--先制点を決めた時の気持ちはいかがですか。

 「強い気持ちで試合に臨もうと思っていたので、自分が練習してきた形をやるだけだと思って決めました」