ダニー・リーの大荒れにNZメディア「かんしゃくを起こしたことは…」 20日(日本時間21日)まで行われた米男子プロゴルフ(PGA)ツアーの海外メジャー・全米オープンで、一つのプレーが問題視されている。第3日の18番、いい加減な様子で6パット…

ダニー・リーの大荒れにNZメディア「かんしゃくを起こしたことは…」

 20日(日本時間21日)まで行われた米男子プロゴルフ(PGA)ツアーの海外メジャー・全米オープンで、一つのプレーが問題視されている。第3日の18番、いい加減な様子で6パットを記録したダニー・リー(ニュージーランド)の実際の動画を米メディアが公開。海外ファンの批判が集まっていたが、母国メディアも「未だに今週のホットトピックとなっている」と報じるなど、依然物議を醸している。

“無気力パット”の代償は大きかった。18番グリーン上の第4打。リーは1メートル弱のパットを外すと、続くボギーパットもさらりと打って数十センチオーバーした。今度はしっかりアドレスもとらずにパット。大きく外れると、再びしっかり構えずに打ったのだ。カップの周りを行ったり来たりしたのだ。

 5打目もカップに嫌われ、6パット目でようやくカップイン。18番は「9」として通算13オーバー。実際の動画を米専門メディア「ゴルフ.com」や、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のアダム・シルバースタイン記者がツイッターに公開すると、海外ファンから「プロじゃない」「信じられない」などと批判が集まっていた。

 このニュースを母国メディア「stuff」も「ダニー・リーがバッグを叩き、かんしゃくを起こしたことは未だに今週のホットトピックとなっている」と報じ、未だに話題となり続けているようだ。

欧州ツアーでも話題に「解説者が先日の行為を引き合いに」

 記事によると、リーの全米オープンでの振る舞いが今週の欧州ツアーでも話題になっているという。「スペインのナチョ・エルビラが、金曜のアイリッシュオープンの開幕ラウンドの14番で3パットした際に、解説者がダニー・リーの先日の行為を引き合いに挙げた」と伝えている。

 さらに解説者は「少なくともダニー・リーまでは行きませんでしたね」とも話したそうで、リーの6パットは多くの関係者の頭に残っているようだ。記事では「ダニー・リーによる全米オープンでの怒りの振舞いは忘れられていないようだ」として、それだけ大きなインパクトを残した行為だったとしている。

 第3日終了後に手首の故障で棄権したリーは、ツイッターで「醜い行為を謝罪する。プロらしくなく、浅はかだった」などと記していた。(THE ANSWER編集部)