男子テニスの錦織圭は今シーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナルを戦い終え、世界ランキング5位が確定した。同年代のライバルでもあるミロシュ・ラオニッチが3位で終えたほかドミニク・ティエム、ダビド・ゴファンといった下からの突き上げも感じ…

男子テニスの錦織圭は今シーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナルを戦い終え、世界ランキング5位が確定した。

同年代のライバルでもあるミロシュ・ラオニッチが3位で終えたほかドミニク・ティエム、ダビド・ゴファンといった下からの突き上げも感じている錦織。ますます激しくなりそうな上位争いを前に、自分のテニスで成長している部分、これからもっと伸ばしていかなければいけないポイントを語った。

「年を重ねるごとにテニスが安定してきている。アンフォーストエラーが減っていたり、ミスが減っているのが一番だと思う。これからはより試合の中でアップダウンが出ないように、集中すべきポイントを見極められたりブレークポイントをしっかり取れたり、そこがたぶん一番いま必要なところ」

以前から錦織のテニスで指摘されているのが、試合中ふっと心のエアポケットにハマったかのように、集中が切れる瞬間があること。そこまで相手を圧倒していながら、急に集中力が切れ、ミスで相手に追い上げられる姿を見る。錦織も最重要課題には、「もちろんショットやサーブは改善しないといけないところはあるが、一番はメンタル的なところかなと思う」とメンタル面の強化を課題に挙げた。

錦織圭 参考画像(2016年11月19日)(c) Getty Images

錦織圭 参考画像(2016年11月19日)(c) Getty Images