「全米オープン」車いすの部男子シングルスで、5年ぶり7度目の同大会優勝を果たした国枝慎吾(日本/ユニクロ)。その彼が試合後に喜びを語った。【実際の動画】国枝慎吾 満面の笑みでファンに優勝報告「応援ありがとうございましたー!」決勝では、アルフ…

「全米オープン」車いすの部男子シングルスで、5年ぶり7度目の同大会優勝を果たした国枝慎吾(日本/ユニクロ)。その彼が試合後に喜びを語った。【実際の動画】国枝慎吾 満面の笑みでファンに優勝報告「応援ありがとうございましたー!」

決勝では、アルフィー・ヒュウェット(イギリス)を6-3、3-6、7-6(3)とフルセットの末に破った国枝。今シーズン「全豪オープン」に続くグランドスラム2大会連続でのシングルス優勝であり、グランドスラムの通算獲得タイトル数は24個となった。

WOWOWのインタビューで国枝は「いや、本当に嬉しいですね。ものすごく、相手のヒュウェットもタフな相手だったので。それだけに、すごい喜びも倍増しましたね」と話した。

また、勝因については「サーブをこちらは入れにいくんじゃなくて、常に振り切るのと、サーブでおしてゆくんだという今年のスタイルを貫いたことが、良かったと思います」と明かした。

「本当にベストゲームだったなと思います」

さらに、国枝は自身のInstagramアカウントにもコメントを投稿。「皆さま沢山のお祝い有難うございます!」とファンへの感謝を表している。

「ファイナルタイブレークの3時間マッチの激闘でしたが、やってきた事を信じて振り抜けました!遠征帯同もご家族がある中、快く引き受けてくださった岩見コーチ有難うございました。遅い時間にも関わらずWOWOWオンデマンドで応援してくださった方々にも感謝です!」

次の戦いの舞台は、「全仏オープン」に向かうヨーロッパでのクレーコートシーズンだ。先のインタビューの最後で、国枝は「クレーもすごく得意なサーフェスなので、今度はフランス(全仏オープン)で暴れたいなと思います」と力強く意気込みを語った。

なお、前日の車いすの部女子シングルス決勝を戦った上地結衣(日本/三井住友銀行)は、世界1位のディーダ・デ グロート(オランダ)にストレートで敗れ準優勝。一方、大会最終日に行われた女子ダブルスでは、同大会2年ぶり3度目の優勝を果たした。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での国枝慎吾

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)