28歳ヒッグスが最終ホールでアルバトロスを達成 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのセーフウェイ・オープンは11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州ノース・コートのシルバラードCC(7203ヤード・パー72)で2日目が行われ、36位から出…

28歳ヒッグスが最終ホールでアルバトロスを達成

 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのセーフウェイ・オープンは11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州ノース・コートのシルバラードCC(7203ヤード・パー72)で2日目が行われ、36位から出た世界ランク132位のハリー・ヒッグス(米国)は1アルバトロス、7バーディー、ボギーなしの「62」で回り、通算13アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。ツアー未勝利の28歳は9番パー5でアルバトロスを達成。230ヤードを直接カップインさせた。PGAツアーが公式SNSで動画を公開。米ファンを仰天させている。

 一説によると、ショートホールでのホールインワンよりも200倍難しいと言われるアルバトロス――。そんな偉業を達成したのはツアー未勝利の伏兵だった。

 564ヤードの9番パー5。フェアウェーからの2打目はピンまで230ヤード。4番アイアンを勢いよく振り抜くと、弾かれるように飛び出したボールはグリーン手前の花道に着弾。ワンバウンドでグリーンに乗ると、そのままラインに乗った。もしや……。ボールはカップへ一直線。勢いよくピンに当たって消えた。

 奇跡のようなショットに、打った本人も興奮。同伴競技者やキャディーとグータッチ。PGAツアーは公式ツイッターで「この日の彼の最終ホール残り230ヤードでのショット。ハリー・ヒッグスがアルバトロスでこの日を終えた」とつづり実際の場面を公開。目の当たりにしたファンからは「アルバトロスを初めて目撃した」「このショットはクレイジーだ」「すごい!」「ハリー・ヒッグスは米国の国宝だ」「本当に珍しい」と驚きの声が相次いでいた。

 2014年にプロ転向以来、優勝経験のないヒッグス。最高の勢いに乗って、V射程圏で決勝ラウンドに臨む。(THE ANSWER編集部)