現地11日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会12日目。男子シングルス準決勝で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、第20シード…

現地11日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会12日目。男子シングルス準決勝で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、第20シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦。ズベレフが3-6、2-6、6-3、6-4、6-3で大逆転勝利を収め、初のグランドスラム決勝進出を果たした。試合時間は3時間22分。【トーナメント表】全米OP男子シングルス

ズべレフは序盤2セットで単調なプレーをしてしまい、第1セットで先に2ブレークダウン、第2セットでは先に3ブレークダウンとされる。それぞれ最後に1つはブレークバックするも、流れを掴めなかった。

ズべレフは5セットマッチで、セットカウント0-2からの大逆転勝利はこれまでゼロ。絶体絶命の状況に追い込まれた。

ただこれで終われないズべレフは、第3セットでようやく先行すると、ブレークバックを喫するも、再度ブレークし、1セットを返す。

ズベレフは第4セットでも勢いに乗り、先にブレーク。第3セットと同じ流れで奪い、フルセットに持ち込んだ。カレーニョ ブスタは痛みがあるのか、第4セット終了時にメディカルタイムアウトを取っていた。

そして第5セットでもズべレフが先行し、大逆転勝利を収めた。

勝利したズべレフは決勝で、この後行われる第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)対第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)の勝者と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのズべレフ

(Photo by Al Bello/Getty Images)