アメリカのシカゴでアイルランド代表にテストマッチの連勝記録を18で止められたオールブラックス(ニュージーランド代表)だが、その2週間後の19日、今度は相手のホームであるダブリンで再戦し、21-9で雪辱を果たした。 前日は母国の英雄ジョナ・…

 アメリカのシカゴでアイルランド代表にテストマッチの連勝記録を18で止められたオールブラックス(ニュージーランド代表)だが、その2週間後の19日、今度は相手のホームであるダブリンで再戦し、21-9で雪辱を果たした。
 前日は母国の英雄ジョナ・ロムー氏の一周忌であったことも、オールブラックスを奮い立たせたかもしれない。

 ニュージーランドは前半2分過ぎにゴールに迫り、アイルランドが懸命のディフェンスを見せたが、展開してSOボーデン・バレットからのキックパスをCTBマラカイ・フェキトアが確保して2人のタックラーをかわし、先制した。
 14分にはスクラムからの攻撃でSOバレットが抜け出してインゴールに入り、グラウンディングをアイルランドのSOジョナサン・セクストンに阻まれたかと思われたが、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でトライが認められた。

 ニュージーランドはその後、SHアーロン・スミスとCTBフェキトアがイエローカードをもらい苦しい時間帯もあったが、スクランブルディフェンスで相手にトライを許さなかった。そして66分(後半26分)、次々とサポートがついてオフロードの連続でつなぎ、CTBフェキトアがフィニッシュして勝利を引き寄せた。

 欧州ツアーでイタリア代表とアイルランド代表を下し、再び連勝街道に入ったオールブラックスは、26日にパリ郊外のサン・ドニでおこなうフランス代表戦が今年のラストゲームとなる。