現地6日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会7日目。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第20シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(…

現地6日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会7日目。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第20シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)との4回戦で、危険行為により失格となる波乱が起きた。【実際の映像】ジョコビッチが失格となった行為。誤って線審にボールを打ってしまう

それが起きたのは第1セット終盤。お互いにキープし合って迎えた第11ゲームで、ジョコビッチはブレークを喫する。

フラストレーションが溜まったジョコビッチは、ボールを背後の壁に向けて打った。しかしこれが、線審の首元を直撃。一時この審判は呼吸が苦しくなり、動けない状態に。これが危険行為として、長い協議の後、ジョコビッチの失格が告げられた。

ジョコビッチはもちろん意図して狙ったわけではなかったが、弁明は認められず、今シーズンの連勝記録も26勝でストップ。

ジョコビッチの敗退により、グランドスラム男子シングルスは、2014年「全米オープン」のマリン・チリッチ(クロアチア)以来、22大会ぶりに新チャンピオンが誕生することが確定した。

大会側はこの後、声明を発表。ジョコビッチは今大会で得たランキングポイントをすべて失い、罰金に加えて賞金も没収されることとなった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのジョコビッチ

(Photo by Al Bello/Getty Images)