テニスコート上で数々の素晴らしい記録を残してきた元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、獲得賞金総額だけでも1億2千万ドル(約127億4300万円)を超えている。そこにさらにスポンサー契約…

テニスコート上で数々の素晴らしい記録を残してきた元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、獲得賞金総額だけでも1億2千万ドル(約127億4300万円)を超えている。そこにさらにスポンサー契約料が加わり、ナダルの純資産は約2億ドル(約212億3800万円)と言われている。この途方もない財産をナダルはどういうふうに使っているのか。Tennis World USAが伝えた【動画】ナダル、前人未到の12回目の全仏制覇!/ティームvsナダル 全仏OP2019 決勝

ナダルはかなり億万長者らしくお金を使うことで知られている。たとえば昨年の「全仏オープン」では72万5千ドル(約7690万円)するというRichard Milleの高級腕時計を試合中に着けていた。もちろんこれは、お金持ちで有名であれば、ある種のぜいたく品には自分でお金を払う必要もない、という人生の皮肉だ。

それどころか、それらを身に着けることによって報酬を得ることすらできるのだ。ナダルはエンポリオ・アルマーニと契約しているので、オフの時に着る素敵な服を提供されている。ナイキとは長期契約を結んでおり、2014年の契約額は推定5千万ドル(約53億円)。

その他にナダルが契約しているのはスペインの大手通信会社テレフォニカ、テニスラケットのバボラ、キア自動車などがある。2004年からキア社のブランドアンバサダーを務めているナダルは、同社のテレビコマーシャルに登場し、同社はナダルの出場する大会のスポンサーをすることもある。

ナダルはもっと高価な車も購入しているが、よくキア社の新車を運転して、生ける広告塔となっている。自分で購入した高級車には、アストンマーティンやフェラーリがある。

そしてナダルは約620万ドル(約6億5,800万円)の豪華なクルーザーを持っている。生まれ育ったマヨルカ島のマナコルには150万ドル(約1億5900万円)の豪邸を、ドミニカ共和国には200万ドル(約2億1200万円)の別荘を所有する。

だがナダルは自分のことばかりにお金を使っているわけではない。2016年にテニスアカデミーを開設したり、新型コロナウイルスのパンデミックに対しては、NBAスターである盟友パウ・ガソルと共に1千万ドル(約10億6千万円)を超す寄付金を集めた。

また、ナダルは2008年にラファナダル財団を設立し、知的障害など弱い立場にある子供たちを支援している。

※為替レートは2020年9月6日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年オーストラリアのイベントでのナダル

(Photo by Sam Tabone/Getty Images)