4時間30分超えの死闘をマレーが制す テニスの全米オープンは1日(日本時間2日)、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)が西岡良仁(ミキハウス)にフルセットの末に勝利。2回戦進出を決めた。4時間30分超えの…

4時間30分超えの死闘をマレーが制す

 テニスの全米オープンは1日(日本時間2日)、男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位のアンディ・マレー(英国)が西岡良仁(ミキハウス)にフルセットの末に勝利。2回戦進出を決めた。4時間30分超えの死闘の中、第5セットにマレーが披露したロブショットに注目が集まっている。実況が驚きの声を漏らした1打を大会公式ツイッターが動画を公開。ファンからも注目が集まっている。

 2年ぶりに全米オープンに帰ってきたマレーが魅せた。第5セット、2-3と追いかける展開の第6ゲームだ。西岡のサーブをバックハンドで返したマレー。しかしこのリターンが西岡のチャンスボールに。フォアハンドで強打され、ネット近くまで距離を詰められる。しかし次の瞬間だ。

 待ってましたとばかりに、マレーがバックハンドでロブショット。意表を突かれた西岡は反応できず。大きな弧を描いたボールはコートぎりぎりに決まった。会心のショットを打った本人もガッツポーズだ。

 この1打に実況は「信じられないロブだ。このタイミングで」と感嘆の声を漏らした。大会公式ツイッターも芸術的ロブショットの実際の映像を公開。海外ファンからは「素晴らしいロブ。試合を変えるショットだ」「信じられないカムバックだった」などと反響が集まっている。

 この1打で第6ゲームをブレイクしたマレー。これで勢いに乗った33歳は西岡を大逆転で撃破。4時間30分超えの死闘を制し2回戦へ駒を進めた。臀部の怪我から復帰した元世界ランク1位。2年ぶりのフラッシングメドウでの躍動に期待がかかる。(THE ANSWER編集部)