イギリス・ロンドンで13日に開幕した「バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ」(イギリス・ロンドン/賞金総額750万ドル/室内ハードコート)のシングルスで、大会5連覇がかかるノバク・ジョコビッチ(セルビア)が登場し、ドミニク・テ…

 イギリス・ロンドンで13日に開幕した「バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ」(イギリス・ロンドン/賞金総額750万ドル/室内ハードコート)のシングルスで、大会5連覇がかかるノバク・ジョコビッチ(セルビア)が登場し、ドミニク・ティーム(オーストリア)を6-7(10) 6-0 6-2で破り、ラウンドロビンの1勝目を挙げた。試合時間は2時間2分。

 ジョコビッチとティームの対戦成績は、この勝利でジョコビッチの4連勝となった。過去3対戦でティームはジョコビッチからセットを取ったことがなかったが、この日初めて獲得した。

 2016年ツアーのマッチ勝敗とタイトル獲得数の順位を見ると、ジョコビッチのすぐ後ろにいるのがティームだ。※ATPファイナルズ前

【マッチ勝敗】( )内はタイトル数1位 マレー    73勝9敗(8勝)2位 ジョコビッチ 61勝8敗(7勝)3位 錦織圭    57勝18敗(1勝)3位 ティーム   57勝22敗(4勝)

【タイトル獲得数】1位 マレー    8勝2位 ジョコビッチ 7勝3位 ティーム   4勝3位 ワウリンカ  4勝

 ふたりがいるグループ|イワン・レンドルには、ほかにミロシュ・ラオニッチ(カナダ)とガエル・モンフィス(フランス)がいる。ラオニッチ対モンフィスは同日第4試合に予定されている。

 ATPファイナルズはトップ8が2つのグループ(グループ名はイワン・レンドルとジョン・マッケンロー)に分かれ、ラウンドロビン(総当たり戦)を行い、各グループ上位2選手が準決勝に進み、トーナメントで優勝を争う。トーナメントではグループ1位がもうひとつのグループ2位と準決勝を戦う方式。

 ポイント配分は、ラウンドロビンで1勝すると200ポイント、準決勝で勝つと400ポイント、優勝すると500ポイントが加算され、優勝者は1500ポイント獲得することになる。

 現在1位のマレーは11185ポイント、2位のジョコビッチが10980ポイントで、その差は205ポイントとなっており、今大会の結果次第で順位が入れ替わる可能性がある。 

【13日試合予定】※現地時間

第1試合 ○ボブ・ブライアン/マイク・ブライアン(アメリカ)7-6(3) 6-0 ●イバン・ドディグ/マルセロ・メロ(クロアチア/ブラジル)

第2試合 ○ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-7(10) 6-0 6-2 ●ドミニク・ティーム(オーストリア)

第3試合(18時以降)ジェイミー・マレー/ブルーノ・ソアレス(イギリス/ブラジル)vs トリート・ヒューイ/マックス・ミルニー(フィリピン/ベラルーシ)

第4試合(20時以降)ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)vs ガエル・モンフィス(フランス)

【14日試合予定】

第1試合(12時開始)ピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(フランス)vs レイブン・クラーセン/ラジーブ・ラム(南アフリカ/アメリカ)

第2試合(14時以降)スタン・ワウリンカ(スイス)vs 錦織圭(日本)

第3試合(18時以降)フェリシアーノ・ロペス/マルク・ロペス(スペイン)vs ヘンリー・コンティネン/ジョン・ピアース(フィンランド/オーストラリア)

第4試合(20時以降)アンディ・マレー(イギリス)vs マリン・チリッチ(クロアチア)

(テニスマガジン/Tennis Magazine)