フランス・ストラスブールの室内ハードコートで開催されているフェドカップ決勝「フランス対チェコ」(11月12、13日)。 1勝1敗で迎えた2日目、第1試合のシングルスはエース対決で始まり、世界23位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)が全米…

 フランス・ストラスブールの室内ハードコートで開催されているフェドカップ決勝「フランス対チェコ」(11月12、13日)。

 1勝1敗で迎えた2日目、第1試合のシングルスはエース対決で始まり、世界23位のカロリーヌ・ガルシア(フランス)が全米準優勝者で6位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 3-6 6-3で破り、2勝目を挙げてフェド杯獲得に王手をかけた。

 次に行われる第2試合のシングルスは、42位のクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)と11位のペトラ・クビトバ(チェコ)が対戦する予定となっていたが、フランスは46位のアリゼ・コルネに、チェコは20位のバーボラ・ストリコバにメンバー変更をした。

 前日に行われたシングルス2試合がどちらも激しい試合となり、第1試合ではプリスコバがムラデノビッチを6-3 4-6 16-14、およそ4時間の死闘の末に破り、第2試合ではガルシアがクビトバを7-6(6) 6-3で破って、ともにエースが意地を見せて1勝1敗のタイにもち込んでいた。

 ストリコバがコルネを破ると2勝2敗となり、最終試合のダブルスが行われる。今のところ、フランスはコルネ/ポリーヌ・パルモンティエ、チェコはストリコバ/ルーシー・ラデッカが出場する予定となっているが、シングルスのメンバー変更は両国ともダブルスのメンバー変更を視野に入れてのものと考えられる。

 チェコは2011年から2015年までの5年間で4度優勝しており、今大会は3連覇と通算10度目の優勝がかかる。フェド杯3連覇は1993年から95年のスペインまで遡る。

 フランスは1997年と2003年に優勝しており、今大会で勝つと13年ぶりのタイトル獲得となる。フランス代表の監督であるアメリー・モレスモーは2003年優勝時のメンバーだった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)