フランス・ストラスブールの室内ハードコートで開催されている女子の世界国別対抗戦、フェドカップ決勝「フランス対チェコ」(11月12、13日)。 12日はシングルス2試合が行われ、両国のエースが勝利を挙げた。 第1試合は世界6位のカロリーナ…

 フランス・ストラスブールの室内ハードコートで開催されている女子の世界国別対抗戦、フェドカップ決勝「フランス対チェコ」(11月12、13日)。

 12日はシングルス2試合が行われ、両国のエースが勝利を挙げた。

 第1試合は世界6位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-3 4-6 16-14、3時間48分の死闘の末に破ると、第2試合ではカロリーヌ・ガルシア(フランス)が奮起して、世界11位のペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6(6) 6-3で破り、1勝1敗のタイに戻した。  2011年からの16対戦のうち15対戦に勝ってきたチェコは(2013年に準決勝でイタリアに敗れている)、ここ6年で5度優勝している強豪国だ。今回もトップ20から3人を揃え、強力なチーム構成とした。全米準優勝のプリスコバ、ウィンブルドン2度優勝のクビトバ、そして世界20位のバーボラ・ストリコバ。  一方、ホーム開催のフランスは、チェコと同等の選手は擁していない。最高位は23位のガルシアで、ナンバー2が42位のムラデノビッチ。しかし、初日の1勝1敗を見る限り、地の利を生かした互角の戦いを見せている。   2日目の13日は対戦相手を入れ替えたシングルス、ガルシア対プリスコバ、ムラデノビッチ対クビトバが行われ、最終試合のダブルスでは、今のところ、フランスはアリゼ・コルネ/ポリーヌ・パルモンティエ、チェコはストリコバ/ルーシー・ラデッカが出場する予定となっている。

 しかしシングルスの結果によっては、ダブルスのメンバー変更もあり得る。フランスは全仏オープンで優勝しているガルシアとムラデノビッチのペアを起用するだろうか。ふたりは準決勝の対オランダ戦で逆転勝利を収め、決勝進出を決めたペアでもある。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)