サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goal…

サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回は元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏がチェルシーで決めたゴールだ。

2003年に加入したマルセイユでブレイクを果たしたドログバは2004年、チャンピオンズリーグ(CL)で対戦したポルトを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督に引き抜かれる形でチェルシーへ加入。強靭なフィジカルと大舞台での勝負強さを見せ、エースとしてファンの心を鷲掴みにした。

そんなドログバだが、2006年12月17日に行われた、プレミアリーグ第18節、エバートン戦では、驚愕のスーパーゴールを決めている。

エバートンのホームに乗り込んだチェルシーは、一時1-2とリードを許すも、終盤に追いつき、2-2で迎えた87分、超速攻から勝ち越しのチャンスを作る。

エバートンの攻撃を防ぎ、ボックス内でゴールを持ったGKヘンリケ・イラリオは、前線へ正確なフィードを送り速攻を開始。ハーフウェイライン付近でワンバウンドしたボールは、FWアンドリー・シェフチェンコの下へ。これをシェフチェンコが頭でフリックし、最前線で待つドログバが敵陣中央でボールを受けると、胸トラップでコントロールし、振り向きざまに豪快なボレーシュートを放つ。

完璧にミートされた強烈なシュートは、ドライブ回転をしながら相手GKの頭上を抜き、ゴールネットに突き刺さった。

GKがボールを蹴ってから瞬く間に逆転ゴールをもぎ取ったチェルシー。その間およそ6秒と、超速攻から3-2としたチェルシーが勝利している。